櫻ヶ岡中学校の中平です。2学年では、いわゆるレタリングやグラフィックデザインの要素を含み、言葉や文字を使ってテーマを色や形で表現することを学ぶ「ズバリ言うわよ!」という大題材を行っています。
その第二弾小題材「漢字は感字」。前回は、広告の文字をトレペでトレースしました。今日は、一時間で墨と水で遊ぶ「水ボワック画」を行いました。
「漢字は感字」は、墨と水が中心素材です。しかし、いきなり墨と水で工夫しようといわれても困るので、まずテーマと言うかキーワードをくじ引きし、その言葉を様々な材料を使って表現してみようということで、この「水ボワック画」を行いました。
写真のように、色々な言葉が書かれています。
写真の生徒は「輝き」という言葉を引きました。
筆と一緒に、楊枝を手に取り、模様を習字紙に書いていきます。
楊枝をこのように使うなんて!!私自身驚きました。
作者の生徒の次のステップは、楊枝の模様を使ってテーマである「輝き」をどうやって表現するのか、ということです。
何枚か試行錯誤したあと、写真のように同心円上に模様を並べていくことを発見し、選択したようです。
最終的に完成した作品です。
テーマは「輝き」
楊枝という材料をいかに自分のイメージに近い使い方をするのか。もっというと自分のイメージを楊枝と結びつけるのか、そこが「創造的な技能」であると考えました。
材料とは、特質を生かされて表現に結びつくのではなく、材料を作者がいかに自分が使いやすくなるようにひっぱってくるのか、ということが大事だと思います。