櫻ヶ岡中学校の中平です。3学年必修授業「卒業制作・夢」。開始3時間目ですが、すでに多くの生徒が計画表を描き、試作品に取り組んでいます。
全く自由にやってよい。これが、卒業制作の課題。一番困る課題ですね。でも、よく考えてください、中学校を卒業すると、自分で目標を決めて自分で試行錯誤をし、決断をしなくてはいけないことばかりです。
全く自由にやってよい、という課題は「自分勝手にわがままにやれ」ということとは大きく違います。その違いを、美術の授業では、3年かけて学習してきました。ですから、本校の3年生は、「自由」の意味をすでに理解しています。だからこそ、自分で目標を決めるということが開始3時間で、多くの生徒ができているのではないでしょうか。
教師も一生懸命一人ずつに寄り添い、面接をして一緒に悩んで考えます。決して放任ではないのです。