Nプロジェクト〜富山県造形教育連盟主催「造形教育シンポジウム」に講師として参加しました。

櫻ヶ岡中学校の中平です。11月19日、富山県富山市内で行われた、富山県造形教育連盟主催「造形教育シンポジウム」に講師として参加してまいりました。

富山県へ行くのは2回目です。数年前、八尾でのアートプロジェクトの関係で実践発表をさせていただいたことがあります。

今回久しぶりに富山へ自動車で行きましたが、高速道路を使って3時間かかりました。しかしあっという間に到着したという感じです。

会場は市内の高志会館。今年からこのホールを使うようになったということです。立派な建物で主に結婚式で使われるそうです。

午後1時からシンポジウムや実践発表が始まりました。実践発表は、幼、小、中、高と異校種による発表がおもしろかったです。学校の違いで、美術教育に対する考え方や大事にしているものが大きく異なり、熱い議論が交わされました。

スキルを大事にするのか、それとも意欲関心を大事にするのか。私も常に悩んでいる課題です。時間の関係であまり議論は深まりませんでしたが、今後も考えなければいけない課題だと思います。

続いて一時間、私の講演が始まりました。講演というそんな大それた内容ではなく、私が今まで実践した実践発表と言う感じです。講演名は「美術を日常化する」。

必修授業の考え方、つまり中学校は3年間で115時間しかないけれど、115時間で一題材を行うと考えれば、おのずと一時間一時間のやるべきことが明らかになると思います。卒業制作を行うための導入を3年間行う。そう考えることで、可能性が広がると思います。

アートプロジェクトの成果と課題、選択教科消滅後の「美術を日常化」するための第三の道「カオス・ギャラリー」。それに付随するおまけ企画。

まだまだ私自身試行錯誤中であり、現段階での意見しか語ることは出来ませんでしたが、富山の先生方は熱心に聞いてくださいました。本当にありがとうございました。

片山校長先生、坂井先生、そして藪先生、本当にありがとうございました。