≪めぐろチャイルドライン NEWS LETTER NO.30≫ (1)
■めぐろ子ども支援ネットワーク
久保田 邦子(めぐろチャイルドライン事務局長)
平成22年7月明治学院大学副学長でよこはまチャイルドラインの代表でもある松原康雄氏を講師に
子どもの虐待対応・支援へ「子どもの成長と発達を守る—支援と介入—」という子育て支援講演会が
区と目黒区民生児童委員協議会共催で開催されました。
講演の終盤に、「子育ち」に対する地域のネットワークの大切さと、
ご自身がお住まいの神奈川県でのネットワーク活動について話されていました。
MCL(めぐろチャイルドライン)では定款の(事業の種類)の中に
「子ども支援団体のネットワークづくり」を掲げてはいるのですが、
地域を意識した活動には手を付けていない状態でした。
「子どもの条例を考える区民会議」の委員として条例づくりに関わり、
制定後の施策の状況や子どもや地域の人たちの情報などを交換し、
新たな課題を発信する場としても「ネットワーク」の必要性を強く感じ、
「目黒でも子育ちのネットワークを作りたい」と発言させてもらい、
この日最後の区長あいさつの中でも賛同を得ました。
目黒区子ども条例は
「子どもの権利を尊重し、子育ちを支えるまち」(条例第2章)
を区と区民が協働して創っていこう、と宣言した目黒区の子育ち・子育ての基本文書です。
元「子どもの条例を考える区民会議」メンバーに呼びかけ「ネットワーク準備会」を作り、
区が開催する「目黒区子ども条例5周年記念講演会」の後の第2部として
区との共催で「目黒区子ども条例制定5周年記念の集い」を
ネットワーク準備会の運営で分科会を共催で開催することになりました。
当日、集いに参加していただいた41名の中からネットワークの準備委員として約10名の方が集まり、
今年7月「めぐろ子ども支援ネットワーク」設立総会と記念講演会を開催しました。
今後は、12月10日に行われる講演会「ここまできためぐろの子ども支援」を主催。
来年9月に目黒で行われる「全国自治体シンポジウム2012」に協力する他、
区内こども支援団体の交流・情報交換を軸として子ども事情の把握、施設見学等を行い、
目黒区子ども総合計画と照らし合わせながら課題の整理し、区への提言や協働作業を行っていきたいと考えています。
MCLの定款には「虐待やいじめ、体罰等の暴力などにより身体的、精神的に苦痛を感じている子どもたちに対し、
安心して話しが出来るような環境作りに関する事業を行い、
地域の中で子どもたちが安心して生活でき、
大人と子どもが共に育ち合えるまちづくりに寄与することを目的とする」とあります。
子どもの声を聞かせてもらい、きっちり地域・社会に返す。
このネットワークでの活動は、MCLが地域の活動団体としてとても大切な活動と位置付けています。
皆様もご協力・ご支援、そしてご期待ください。
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発行 NPO法人めぐろチャイルドライン
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