「歌は心」
ひらがなでは6文字。漢字で書けばたったの3文字。
この言葉の意味の深さは、鳳先生のレッスンをうける度にさらに深まり、さらに奥へ奥へといざなわれるように感じます。
昨日は発声練習の後、「千の風になって」からレッスンが始まりました。
「まずは一度歌ってみて」
「この歌、とにかく明るく明るく歌いなさい」とのコメントをいただいて歌い始めました。
「自分が死んだ後、家族が嘆き暮らさないように、励ますように、明るく優しく歌うのよ。」
そして、「語りなさい。語りかけなさい。」
「歌ってはだめ。歌いすぎてる。」
「鳥になって朝起こすって、こんなふうにでしょう?」
「星になって見守るって、こんなふうにでしょう?」
「秋には光りになって畑に降り注ぐ」
「冬にはきらめく雪が、ほらこんなふうにキラキラ降るでしょう?」
・・・・・
どうしても一本調子で歌いがちな私に、
鳳先生は、つぎつぎとその場面を心をこめて演じて見せてくださるのです。
私一人のために、その場面をリアルに表現してくださる先生のそのお姿にとてもとても感動して、涙が溢れてきました。
私は人よりも涙腺がゆるいのかもしれませんが、こうして鳳先生がいつも体と心を精いっぱい使って私に伝えようとしてくださっている姿勢に接すると、いつもそのこと自体に涙が溢れてしまうのです。
そして、一つの歌の中にどんなに深い大きなドラマが描かれているのか、鳳先生の表現や歌の世界の描写に触れると、また新たに感動の涙が流れてくるのです。
だから、鳳先生とのレッスンの時の必需品はティッシュなんです。歌って、泣いて、鼻をかんで、また歌って、泣いて、鼻をかんで・・・(*^_^*)
ピアノ伴奏の穴澤先生も、素晴らしいピアニストで、思いやりにあふれたお人柄が、音からもリズムからも伝わってきます。
昨日の「千の風になって」の譜面のキ—は、私にはかなり高く、上手く音を取ること自体ができませんでした。すると穴澤先生は、目の前の譜面では私のキーに合わないとわかると、その譜面を見ながら、そのままで、キーを変えて伴奏してくださるのです。
普通はこんなことは絶対ありえません。
目で見ている譜面と違うコードで指を運ぶことは、普通のピアニストには技術的に不可能なことです。
それをあえて穴澤先生はやってくださり、高い技術力と真心とで、私の歌唱を応援してくださったのです。
しかも昨日は1時間のレッスン時間と決まっているのに、鳳先生は、
「次の人の時間までまだ時間があるから、大丈夫よ」
と30分も延長して区切りのつくところまで歌を指導してくださいました。
こんなに親身に、熱心に教えていただける私は、本当に本当に幸せ者です。
ありがたいというのはこういうことを言うのですね。
昨日指導していただいた「千の風になって」「川の流れのように」「歌い続けて」「サバの女王」は、これからも何度も歌って、深めて行きたい曲です。
まずは教えていただいたことをしっかりと自分の中でよく咀嚼して、自分のものとなるよう、何度も繰り返し取り組みたいと思っています。
愛のある学校、それが「鳳蘭レビューアカデミー」です。
人は愛の中で育つのだと教えていただく大切な場所です。
もし表現としての歌の力をつけたいという方がいらしゃれば、このアカデミーの門をたたいてみてはいかがでしょう。
ポピュラーソングやミュージカルシンガーを目指している方は指導を受けられると自分の内面からきっと変化を実感できると思います。
愛のある場所は、人を励まし、人を変えるのだ。そう実感します。
鳳先生と穴澤先生、アカデミーのスタッフの皆さんに心から感謝しています。
昨日も本当にありがとうございました。
これからも頑張ります☆(*^_^*)☆
感謝をこめて。