さくらびレポート383〜「嘘・偽り・矛盾」カオスギャラリー第21弾「again」@カオスギャラリー

櫻ヶ岡中学校の中平です。土曜日、カオスギャラリー第21弾作品「again」の展示が完了しました。

題名:again

作者:M2(エムの2乗)2年女子2名

説明:私たちの想いをYUIの歌に乗せて。伝わると信じて。

YUIというアーティストの歌う歌詞をチョークで書きまくっています。「私たちの想い・・」と歌詞がどんなところで重なっているのか。それは、カオスギャラリーニュースのインタビューからはっきり感じ取ることができますが、「嘘、偽り、矛盾」という言葉がリアルに感じられるようです。

カオス・ギャラリー・ニュース第21号「アーティストインタビュー」

聞き手:中平
(M①、M② 中平:中)
●ありったけの想いを書きまくった。
中「インタビューを始めます。M2さん、こんにちは。」
2人「こんにちは!」
中「なんと3回目の作品展示ですね。」
M①「はい。そうですね。」
中「今回は、とにかく書きまくりましたね。」
M①「ありったけの想いをこめて、書きましたね。」
中「ここに書かれている言葉は、何の言葉なんでしょうか。」
M②「全部、私たちの大好きなYUI というアーティストの曲の歌詞なんですけど。」
中「かなり書きまくっていますね。」
M②「ただの自己満足です。あえて天才的頭脳を今回は封印しました。」

●学生時代じゃないと感じられない言葉
中「これ全部で一曲分の歌詞なんですか?」
M②「いや、いろいろな曲の歌詞を合わせています。」
中「どの歌詞が特に一番好きとかあるんですか?」
M①「私は『涙こらえながら・・・』のところが好きなんですよ。私はそうです。」
M②「私は全部好きです。」
中「ところで、書くために使っているチョークのアイデアはどこから思いついたんですか?」
M②「すぐそこにあったんで、使いました。」
M①「学生時代じゃないと感じることができないような言葉を書いていくからそれで、チョークで書いているんですよ。学生時代特有の苦悩の歌詞なんで。チョークが学生っぽい雰囲気に合っていると思います

●中学生の感じる「希望」とは?
中「これだけ文字を書いてみると、自分の中で、最初と最後では何か変化があると思うんですが、変化はありましたか?」
M①「あらためて自分が乗り越えていかなきゃいけない壁や、耐えていかなきゃあいけないこととか、考えました。 そんな中でも、何か希望があって、それが今の自分なんだなあって考えました。」
M②「私も同じです。」
中「今、希望っていう言葉が出てきたんで、ちょっと真面目に聞きたいことがあるんですが。私が中学生の時は、真面目に勉強して、いい高校、いい大学へ行けば将来幸せになれるよ、という教育を受けたので、それが希望や夢だったんですが、今の中学生は何に希望を感じているんでしょうか?」
M②「東日本大震災があったんですけど、あの時も世界中の人が励ましや、歌や、言葉を日本人に届けてくれて、そういう世界に、私は希望を感じています。正直、今の状況が悪いから未来を信じたいです。」
M①「希望っていうか、幸せってことかもしれないけど、自分のやりたいことを、自分が一緒にやりたい人と、それをかなえたりとか、壁を乗り越えたときが、今の自分の幸せだと思 います。」
中「今、どんな壁があるんですか?」
M①「自分の周りに360度壁があります。取り囲まれている。砕けないぞ、みたいな壁が。でも、どっかに光があるんだけど、どこにあるかわからない・・。」

M②「一寸先は闇。でも一寸先は光かもしれない。みたいな・・・。」
中「言葉はリアルな存在ですか?」
M①「リアルであり、夢であり、ウソであり。必ずしも何かの感情があって生まれるものですね。」
中「作品に書かれている言葉では、嘘、 偽り、矛盾という言葉が多く書かれていますね。」
M②「うまく人間関係やっていくには、自分がこらえなきゃいけないっていうこともあるだろうし、嘘や偽りということもあったりしましたね。」