歩きお遍路旅日記♪ ④

※お遍路日記①〜③は、⑧番の下に掲載されています

だんだんお腹がすいてきたので、

道の駅で、「ゆういんぐラーメン」(730円)という

とにかく大人気というラーメンを満喫っ☆

豚肉・キャベツ・メンマ・白菜キムチをフライパンで焼いて

それをラーメン(細めん)に乗せているようでした。

ちょっとこってり目でしたが、

醤油ベースのおだしで、上記の具と一緒に食べると

「こりゃー、大人気なん、分るわ〜^^」って感じで、

めっちゃ美味しかったです。

道の駅で働いている、おばちゃんたちも、

みなさん自然体で(方言まるだしやし、ヒマになったら

スタッフ同士で世間話しているし・笑)

とってもいい感じでした♪

ただ、残念なのが、

働いている若者を、あまり見かけないということです。

若い人たちは、都会に出ているんでしょうね。。。

それから、こちらは、工事現場でも女性がいます。

(力仕事ではなくて、道路に立って、走っている車を誘導する役割でです)

どうやら、子持ちのおねえさん・おばさんが

ダンナの収入をカバーするために、パートで働いているようです。

一見、そのような業種で働いている女性って

一般の女性とちょっと違って、しかも悲壮感漂っている

イメージがありますが、全然そんな雰囲気はなくて、

コンビニでパートしているのと同じ感覚で

ニコニコ&もくもくと仕事をこなしておられて

新鮮な驚きがありました☆

ここからは推測ですが、

「パートが出来る場所があるだけでもありがたい」

という感謝の心。

「何でも前向きにやろう」というポジティブでおおらかな心が

あるような気がしました。

土佐の人たちの器の広さに改めて尊敬しました。

ほんと、大阪人・・・反省しっぱなしです(ーー;)

この日は日曜日だったので、

全ての工事現場はお休みでした。

そんな中、田舎ド真ん中の工事現場に・・・

「テロ警戒中」

と書かれた看板があり、

「誰もこんなド田舎で、テロなんかせんやろ〜^^;」って

思わずツッコミ☆

(っていうか日曜日で、誰もおらんくて、警戒してへんし・・・更に笑)

もしも私がテロリストやったら、

誰もおらん所でなんかでせ〜へんけどなぁ・・・。

ほんと、ここは平和です(笑)。

岩本寺手前、数キロからいよいよ足が

本格的に痛み出しました。

やっと到着すると、団体のお遍路さんが

2組も来ていたので、ベンチに座って

団体さんが帰るのを待っていると、急に疲れが

どっと出て、しかも眠くなり・・・ウトウト。

気分はまるで、

終電逃して、駅のベンチで爆睡している

おとうさんのようです(笑)。

お掃除中のお寺のおばさんに声をかけられ

はっと目を覚まし、参拝させて頂きました。

んでもって、お寺構内にある、宿坊に案内して頂きました。

その時、だいたい15時でした。

今、お遍路さん、閑散期ですので、

素泊まり(4000円)しか選択出来ませんでしたので、

外に食べ物を調達しに行かなければなりませんでしたが、

あまりにも眠いので、一時間くらいおふとんで爆睡☆

で、町にくりだしますと、

やっぱり足が痛く、近場で済まそう・・・と

コンビニでお弁当をゲット☆

さらに、いい感じのパン屋さんがあったので、

そこで朝食のパンもゲット☆

そんなかんだで今日も、いろんな方々の

「おかげさま」を頂き、一日を終えることが出来ました。

ふっと、おもいついたんですが、

「おかげさま」という言葉ですが、

「お」(御)

「かげ」(蔭)

「さま」(様)

このように3つの単語に分解できますよね。

「お」と「さま」は両方、「ありがたいもの」「大切なもの」

という感謝の気持ちが入っているかと思います。

2つも入っているその感謝の言葉の間にある言葉・「かげ」(陰)。

この「かげ(陰)」という言葉の意味ですが、

「見えないけれどあるもの」

という意味ではないでしょうか?

例えば、お遍路さんが「陽」だとすれば、

お遍路さんを支える人たち(お宿や飲食店・お寺の人、お接待して下さる人など)は

全て「陰」だと思うんです。

また、お遍路さんが持つ物や、食べ物も、「陰」に入るかと思います。

人生において、自分一人だけの力では

生きていけません。

「陰」があるおかげで、「陽」が生き続けていけるのです。

本来ならば、苦難多き、日常生活の方が

修行にはいいかと思いますが、

日常生活の場では、ゆっくりじっくり考えたり

「スナオな心」になったり、しにくい状態にあります。

だけど、四国遍路道には、「スナオ」にさせて頂く

環境が揃っています。

四国の大自然・ステキな人たち、美味しいお料理など・・・。

ほんと、多くの「おかげさま」を頂き、感無量です。

頂いてばかりではいけないので、

誰かに何かにボチボチ返していきたいと思っています^^

<つづく>