『中今(なかいま)』という大和言葉 〜大谷徹奘師 法話〜

2月7日、薬師寺・執事の大谷徹奘(てつじょう)師(氏)

セミナー「心の学校」に行って来ましたぁ〜(%笑う女%)(%ハート%)

大谷師のセミナーを昨年2月に

私が参加し、当時委員長をさせて頂いていた

「八尾商工会議所青年部・総務広報委員会」で主催させて頂き、

それ以来、ちょくちょく参加させて頂いております。

今回、最も印象に残った言葉・物事の考え方は

『中今(なかいま)』 です(%ニコ女%)(%星%)

『今』という言葉に『中』をつけたという感覚です。

師いわく、『今』には3つあるそうです。

これはお釈迦さまが生きていた時代からある

言葉・考え方のようです。

『中今』は、今生きている私たちの『今』(=生きている命の時間)。

『前今』は、私たちが死んだ後、子孫が歩む命の時間(『今』)、

そして『後今』は、私たちが生まれる前、

ご先祖さまが歩まれた命の時間(『今』)のことを指します。

今、私たち日本人の中に個人主義という仮面を被った『勝手主義』が蔓延り、

『自分さえよければいい、今さえよければいい、

カネさえあればいい・自分が見える物質世界だけよければいい』という

価値観に犯されています。

その価値観が結局、今の私たち日本人の首をしめ続け、

そして破滅へと向かわせています。

その自己中心的な考えから脱却する為には、

その『今』には3つあると認識すべきだということです。

ご先祖さまのよいところ(徳)を・過去から学び、

子孫のためによいことを実践し、よいところ(徳)を送るべきだ…と。

ご先祖さま全ての徳の恩恵を受けていて、

今の私たちに幸せをもたらして頂いている…。

だから次の世代にもその徳や恩を送らないと…という考え方です。

「今」だけ大切という価値観を全世界にばらまいた

超誇大国家・アメリカのある先住&小民族の人たちが

議論をする前に言う言葉があるそうです。それは・・・

「さあ、これから議論しよう!

100年先の子どもたちのためになる議論をしましょう!」

・・・って言って、それを共通の認識にしてから議論するんやそうです。

自分たちのための議論ではなくって、自分たちが死んで消えた後の

人たちのために議論する・物事をすすめる・・・。

ほんと、感動的な価値観です。

生きている私たちが「生き方探し」をしつつも、

当時に、これから産まれるであろう、子ども・孫・ひ孫たちのために

ステキな「生き様遺し」が出来るように、

精進して参りたいなと改めて感じましたぁ〜(%笑う女%)(%晴れ%)

それから、印象に残った師の言葉は・・・

「意乗る」(いのる)です。

これはつまり「祈る」ということです。

「祈る」とは、「意(=「こころ」)」を乗せる行為なんだそうです。

ですので、「祈る」という行為のパワーは

めちゃくちゃスゴイんやそうです!

東日本大震災の復興も、義援金(お金などの物質)で果たすのではなくって、

この「意乗る」のパワーを日本各地&世界各国から結集させて

すべきなんだそうです・・・ほんと、めちゃくちゃ納得です☆

ま、義援金などのお金・物質も、その「意乗る」のパワーが

見える化しただけかとも思うんですが、

ほんと、やっぱり、目に見えない「こころ」が充実してはじめて

見える世界も充実して来るんやな・・・って

改めて気づいた次第です(%ニコ女%)(%音符1%)

最後に、印象に残ったことは・・・下記の図式。

自分 相手

①○ ×
 ↑
②○ ○

③○ + ○= ◎

今、最も重要なのは、みんなと仲良くすること

人間関係をよくすること・・・「和」を持つことなんだそうです。

普段、なにもない時は結構「和」って保てるんですが、

自分自身になにかトラブルが発生すれば、とたんにどんどん「和」を

乱してしまいます。

上記図式を、ある会社の経理部と営業部の人たちに例えます。

「①○ ×」の状態

経理部の人「営業部の人たちは、好きな時間に好きな場所(外)に行けて

いいよなぁ〜!こっちは聞きたくもない社長のグチばっかり聞かないとアカンし、

じっとしているん、しんどいのになっ(怒)!!」

営業部の人「経理部の人たちは、イスに座っているだけで給料もらえていいよな!

ぼくらなんて、このクソ寒い中、外に行かないとアカンし・・・くっそ〜!!(怒)」

・・・という感じで、仲間なのに、もめている(対立している)

状態のことを差します。

だけど、そんな人間関係をなんとかしようと、

真剣に修行しておりますと②の図式・「○ ○」の状態にステップアップします。

経理部の人「うちらは、うちら。営業は営業やし。」

営業部の人「うちらは、うちら。経理は経理やし。」

有る意味「割り切り」であり、「事実の受け止め」であり、「理解」だと思われます。

ところが、②にステップアップしても、心に余裕がなくなったり、

怠慢が重なると、①に逆戻りすることが、多々あるとのことです。

多くの人が、一生、この①と②の間を行き来するだけなんだそうです。。。

最後、③のステップとは・・・

経理部の人「営業の方々のおかげで、私たちは生かされているんや!」

営業部の人「経理の方々のおかげで、私たちは生かされているんや!」

・・・という「おかげさま精神」「感謝の気持ち」の域なんだそうです。

この③のステップまで来てはじめて『和』&合一(心が合わさる)の領域なんだそうです。

ほんと、大谷師の法話は、分かりやす〜いっ(%笑う女%)(%笑う女%)(%笑う女%)(%笑う女%)(%笑う女%)

ということで、みなさまも是非、

大谷師の法話会にご参加くださいね〜(%ニコ女%)(%星%)

http://www.tetsujo.net/index.php