先日、9月の台風12号の被災の際にボラバスで支援に出かけた、熊野市長から礼状が届いたので、全文をご紹介します。
謹啓 時下益々ご清祥のこことお慶び申し上げます。
この度の台風12号のよる本市への被害に対し、温かいご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。
本市では、この台風災害に際し、幸いにも人的被害はなかったものの、全壊、床上・床下浸水等のライフラインや道路・橋梁等のインフラ、そして農林水産、商工業に甚大が
被害を受けました。
人的被害を除けば、伊勢湾台風以降、最大の被害であると考えます。
このような中、皆さまから賜りました多くのご支援は、行政からの支援ではなかなか行き届きにくい、被災地域の実情の即したきめ細やかなものであり、早期の復旧
活動への大きな原動力になるとともに市民の復興へ向けた大きな励みになりました。
市や当市社会福祉協議会には市民の皆さまから「途方に暮れていたところ本当に助かった、思わず涙が出た」、「献身的で活力のあるボランティアの皆さまから
生きる元気をもらった」といった感謝の言葉が数多く寄せられています。本当にありがとうございました。
災害発生より四ヶ月余りが経過し、水道等のライフラインも仮復旧し、瓦礫の撤去や災害に遭われた方々の健康面のケア等も進んでおります。
しかしながら、2次災害防止が急務となっている箇所もあり、また災害規模はあまりにも大きく、復興までには長い時間を要する見込みです。
市といたしましては、これまで多くの方々から頂戴いたしました心温まるご支援や励ましの言葉を大きな糧とし、市民一丸となって復旧・復興に向けて
全力で取り組んで参る所存です。
最後になりましたが、皆様方のご健勝を心から祈念申し上げ、御礼とさせていただきます。
謹白
平成24年1月吉日
熊野市長 河上敢二 ありがとうございました。
津市ボランティア協議会御中
※なお斜体文字で示した「市長のお名前」と「ありがとうございました」は、印刷ではなく直接手書きされていました。