非常に役に立ち、意識を向上させる冊子があるので、ご紹介します。
タイトルにも記したように、バクバクっ子とは、人工呼吸器をつけた子をそう呼んでいるそうで、皆さんが災害発生時にどう対応するか、あるいはそのために自助・共助・公助にわたり、どのように備えておくべきことがあるかについて、詳細かつ実用的に書かれています。先日の津地区ボランティア連絡会の例会でも回覧し、私も個人的に勧めています。
●バクバクの会(人工呼吸器をつけた子の親の会)ホームページ
http://www.bakubaku.org/index.html
●ハンドブック紹介のページ
http://www.bakubaku.org/bousai-handbook-shoukai.ht
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昨年3月の震災時、福島第一原発がメルトダウンし、東京電力が緊急に大規模な停電を発表しました。その時私の頭にまず浮かんだのは、人工呼吸器装着者の事です。病院等では自家発電設備が設置されているものの、家庭でも電気で動く人工呼吸器を使っている方がたくさんいるのです。結局、大規模停電は回避されましたが、大規模停電を決定した、東京電力の幹部による会議の席では、人工呼吸器装着者の事は頭の中に無かったのでしょう。災害時にこそ、数は少なくても命にかかわるハンディを持つ人のことが、まず頭に浮かぶ社会を作っていかなければと思います。
副会長 萩野茂樹