木曜日の夜、中学校1年生のA君が事務局に飛び込んできて、「中学校の先生から課題もらったから、代わりに調べてくれ、そして日本語に訳してくれ」と言われました。

突然、課題と言われたから、何かと思って話を聞いたら、A君は日本語がまだ不十分なので、中学校の社会の先生が気遣ってくれてテストの代わりに、中国の歴史についての課題を提出することになっていました。

僕は話を聞いて、「自分の調べたいことを決めてから、調べて自分のできるところまで日本語に訳して、分からないものは教えるから」と伝えましたが、なかなか分かってもらえず、とにかく「自分は日本語が分からないから、代わりにやってください」としか言いませんでした。

こちらとしては自分のできるところまでやってもらいたいのに、本人は頼れるところがあるから、自ら行動しようとしなくて、今後、学校での勉強が心配でしようがないです。

周りの人の日本語がまだ分からないこともあるが、多文化には勉強しに来ているはずなのに、「多文化に遊びに行こう」という風な考え方になっているようにも感じます。

今日もA君が来ていますが、木曜日はちょっと怒ってちょっときつい事も言ってしまいました。

これからちょっとずつ、色々伝えたいと思っていますが、ちょっとだけでもいいから自覚を持ってもらえるようになってほしいと思いました。

(インターン 張学しん)