櫻ヶ岡中学校の中平です。2学年の必修美術の授業は先週で全て終了しました。ココロ14歳という紙粘土と蛍光塗料を使った「今、現在の自分のココロ」を制作してきました。
その作品を暗室でブラックライトを使って光らせる鑑賞会をしました。その鑑賞会のあと、生徒たちは美術室へ戻り、静かに感想を記入します。この感想記入が、1年間の2学年としての美術の総まとめとなります。
生徒の感想を掲載します。
●ブラックライトに照らされた自分や友だちの作品を見てどう感じましたか。
・私のココロは全然光ってなかった。でも上の部分は光っていて、まさに枯れてしまった花だなあと思った。私的にはこれが自分の今のココロだから、いいと思った。
・Mさんの作品のくねくねしたところが、Mさんの柔軟なところを表していて、Mさんらしいなあと思った。
・想像と違うひかり方をした。自分ぽかった。点の部分しか光っていなかった。←これがよかった。
・細い棒の上に乗っている作品は、不安定なココロに見えた。
・これからは、自分らしさを出し、輝くように生きていく。ココロ14歳みたいに、自分のココロに正直になる。
・ブラックライトに照らされていない時より、照らされている時のほうが、本当の自分のココロみたいに見えて、自分のココロがどういうものか分かった気がした。
・混ぜ合わせた色も光っていてびっくりした。ココロの中の暖かい部分がちゃんと光っていたので安心した。
・私は何かと形にとらわれるというか、型にはまってないと安心できないようなココロなので、作品のような鎖をとっぱらってちゃんと自分で何事も決めていけるようにしたいです。
・ブラックライトに照らされた作品を見て、特に黄色が映えて見えました。すごく光っていて、感動的だったし、今にも動き出しそうな感じがしました。
・小さい頃のココロはみんな自由で、そういうのは今はないなあと思いました。思春期に来ると少し暗めの色も出てきて大変さが伝わりました。
・私の作品は、あまり発光せず、まだまだモヤモヤしたところがあるんだなあと思いました。脱モヤモヤ。少し宙に浮いている感じがあって、空中をさまよっていました。さまよっている部分が今の私にぴったりです。