で、１１日(日)朝。大阪からまたまた新幹線に乗り、
東京に行きました。（先ほど、戻りました）
１４時半から櫻井よしこさんが理事長をされておられ、
私も会員であります
月例報告会に参加させて頂きました。
テーマは『日本の復興と再生 ３．１１から一年』。
パネリストに、西本由美子氏(NPO法人 ハッピーロードネット・理事長)、
藤井聡氏(京都大学院教授)、
松田学氏(大樹総研執行役員・特別研究員)がお越しになられていました。
まず始めに櫻井さんより『問題提起』がありました。
今回の震災は不幸極まりない出来事だが、
別の一面からは日本国民の素晴らしさが内外に示された。
その素晴らしさはどこから来たのか？
…それは日本人の価値観・歴史…ＤＮＡから来ている。
究極の震災の中で現れたその素晴らしい力をどう活かし、
これからの日本を創っていくのか…？
一方、自衛隊や同盟国であるアメリカの『トモダチ作戦』により、
『軍隊』による被災地の直接的な復興がなされ、
『軍隊』というものの存在価値を再認識する機会にもなった
(ただ、昔とある程度違う形にしなければならないかと思いますが)。
また、自衛隊の半分が被災地に入っている中、
中国の漁船や公船が日本領海を侵犯し、
ロシアの戦闘機は日本領空すれすれに飛んでいるのもまた事実である。
国(人)の弱点に付け込むことも断固として阻止しなければならない。
更に、日本国家が誕生して以来、日本人の幸せを祈念し続けて下さっている
天皇陛下(皇后両陛下)の存在の必要性・有り難さも改めて認識することになった。
が、一方で全く持って腐敗していたのが日本政府・政治家である。
日本国の『個』を集結して全力で復興にあたらなければならなかった政治家が、
いち個人でバラバラに動き続けている。
被災地の瓦礫処理は未だ６％しか終わっていない！
前首相に関しては、ただの消費者運動家であり、
そもそも『国家を動かす』という認識が無く、政府中枢が機能不全に陥っていた。
今なおその弊害は残り続け、被災地復興の足を引っ張り続けている。
・・・その後、震災が起きた時刻になりましたので、
黙祷をさせて頂きました。
被災地に比較的近い東京ですので、黙祷の間、
たくさんの方々が感涙されているようでした。
…櫻井よしこさんは、男性のよいところと女性のよいところ、
両方を持っておられるところが最大の魅力であります。
エレガント・品格がありつつも、感情的でなく、クールで頭脳明晰、
調べ上げた事実しか語らない。無理や無駄がない。
誰にでも分かりやすい内容でお話し下さります。
男性的女性的に加え、神(真)性的なのが更なる魅力です。
確固たる信念を持ち、日本世界の為に命をかけて生きておられる…
生き様が、じわ〜っと滲み出ておられ、何とも言えない魅力があります。
ほんと弟入りしたい心境です(笑)。
藤井氏の資料の中に、
過去２千年の巨大地震の表がありました。
(右写真をクリックすると拡大されます)。
東日本側で起きた地震の前後に、
首都圏と西日本側でも起こっているということが、
歴史が証明しています。
また、名古屋・大阪での津波被害も
シュミレートされています(右写真)。
今後起こるのか？いつ起こるのか？
被害がどれくらいなのか？…誰も分かりません。
ただ一つ言えることは、起こることは誰も止められませんが、
起こる前にどんな準備や心がまえをしておけばよいのか？
また起こった時に、一人ひとりがどんな行動をすべきなのか？
日頃から考え、「減災」することは可能だということです。
私もそうですが、櫻井さんいわく・・・
人間とは（“国家”もそうですが）『万華鏡』のようなもので、
仏心も俗人心も両方持っているもの。
日頃の人間関係から国家の政治に至るまで、
その『仏心』を引き出す政策をすべきである…と。
しかしながら、今の国家・政治家に『国家を担う』という意識がないし
『国家は広い意味で自分たちの家族である』という意識もない。
国民の一票ばかり気になり(世論政治)、政治・政策に正義が無い。
完全なる心違いをしている。
世の中の歪みや過ちは全て、人間が創り出す『自分さえよければよい』という、
歪んだ心が創り続けているんだと思いました。
世の中の摂理・あるべき姿とは実は至極カンタンなんですが、
人間の歪んだその心が、問題解決をややこしくして、
解決を遠ざけているんだということが分かりました。
人の歪んだ心から発信された、間違った情報を信じてしまうのは、
自分自身の心が歪んでしまっているからです。
なんとなく生きてますと、だんだん歪んで来て、
人間関係や仕事…いろんところから『苦難』がやって来ます。
その『苦難』を的確に消化・昇華することにより、
苦難がなくなり、レベルが上がります。
が、その苦難を解決する為には、歪んだその心を捨てる必要があります。
歪んだままだとどんどん苦難が増え、どうしようもなくなります。
ほんと、あの世に召されるまで勉強・修業です。。。
３５歳になっても、東日本大震災をはじめ、
様々な天災や人災でお亡くなりになられた方々、
被災地の方々に恥ない生き方を、曲がりなりにも貫き通して参りたいと思います。
あさってで３５歳になります。命があることに感謝…
両親をはじめ、日頃お世話になっている方々に感謝・・・。
ほんと、全ての人、事象に、「ありがとうございます」。
