市民社会講座「社会とワタシの関係学2012」報告

20日は、大阪大学豊中キャンパスで、市民社会講座「社会とワタシの関係学2012 〜3.11のソーシャルな生き方って?〜」を行いました。大阪大学学生支援ステーションとの共催です。

まず最初にマツキから、みのお市民活動センターと、寄附つき商品キャンペーンの取り組みを紹介しました。

その後で、講師の小柴巌和さん(三菱UFJリサーチ&コンサルティング)に、コーズマーケティング、エシカル消費、CSR、プロボノ、ソーシャルファイナンス等の事例や、最近の社会貢献の潮流のお話をしていただきました。小柴さんのお話はわかりやすく(しかもいい声)、「こんな社会貢献の仕方もあるのか」と視野が広がりました。

その後は3グループに分かれて、ワールドカフェという手法で「ソーシャルな暮らし方」「ソーシャルな働き方」について意見交換を行いました。このワールドカフェという手法は、カフェの雑談のように少人数でリラックスした意見交換をし、その後テーブルをシャッフルして違うメンバーとまた同じテーマで話をして、たくさんの学びや情報が会場内で行き交うのが特徴です。

最初は慣れるまでちょっとカタかった参加者も(ファシリの私も)、慣れると盛り上がっていろんな意見が出ていました。

最後は輪になって個々の気付きや感想を共有していただきました。
参加者からの声(一部アンケートより)
「あっという間の3時間だった」「自分の見方・考え方が拡がる機会になりました」「地元でつながれることが大事だと思いました」

この講座では結局「ソーシャルとは何か」という定義をしたわけではないのですが、他の人と話すことによって、それぞれが思う、利己では完結しない生き方や働き方、社会との関わり方を見直す機会になったのではないかと思います。特に就職活動を控えた学生の皆さんが、働き方について他の参加者と熱心に話しているのは印象的でした。

後援いただいた学生部 学生・キャリア支援課様、協力いただいた大阪大学 21世紀懐徳堂様、ありがとうございました。