櫻ヶ岡中学校の中平です。昨日に引き続きまして、「カオス・ブック」に掲載した、中学生カオス参加アーティストへのインタビュー記事をここに掲載します。
今日は2年生女子二名。今後のカオスギャラリーを更に面白くするための企画やアイデアなど発想の面白さに驚かされます。
●Aさん(2年女子)×Sさん(2年女子)×中平
中「カオスギャラリーは、全国でこの中学校にしかありません。普通中学校では美術の作 品は展示しますが、珍しい場所だと思います。参加してみてどう思いましたか。」
S「楽しかったんですけど、とっても大変でした。時間とか、短くって、やりたいことの 妥協したところがあったので、もっと時間かけて家でも制作したら良かったと思いまし た。」
中「例えば、一週間とか二週間とかずっと制作できればいいんですよね。でも、そうする と、運動部の人とかが参加しにくいですよね。部活の時間をかちあってしまって。」
中「Aさんはどうでしたか。」
A「制作してみて、材料とかテーマが決まっていなくて、自由でよかったです。とことん やりとげることができたので、やっていてとても楽しかったです。完成作品も自分の思 った感じになって良かったです。」
中「Aさんのチームの作品が一番大変だったですね。制作も片付けも。葉っぱがはがれな くて困りましたし、葉っぱが臭かったです。」
A「ははは、臭かったですね。」
中「未だに、ギャラリーの下のほうは臭っています。」
A「すみません!」
中「友達の反響はどうだったんですか?」
S「一番最初の作品には、反響が大きかったんですけど、日がたつにつれて、カオスが日 常になってきてしまい(笑)カオスじゃなくなっちゃって、反響が弱くなってしまいま した。」
中「それは正直な意見ですね。結局、それを解消するために、刺激を与えるために、カオ ス関連企画をやったんですよ。例えば水バーとか、FMカオス、加尾須神社、加尾須温 泉ゆびゆ、なんですよ。」
中「さらに刺激的なカオスにするために、どんな工夫をしたらいいでしょうか。」
S「海の砂で作品を作りたいです。」
中「いいですね。そういう作品やったらどうでしょうか。」
S「でも、砂がないですよね(笑)」
中「必要だったら、海まで行きますよ。新潟まで。」
A「個人的には、ゆびゆではなく、本格的な足湯をやってみたいですね。(笑)」
中「そういう作品をやってみたいですよね。途中から、カオスじゃなくて、美術の作品に なってきちゃった感じがありますよね。」
中「私が考えているカオスで本当にやりたいことは、『櫻中スター誕生』ってことをやっ てみたいんですよ。ギター弾きたい人とか、歌を歌いたい人っているじゃないですか。」
S「はい、はい、いますね(笑)」
中「そういう人たちが、カオスギャラリーの中でギターを弾きまくっている。」
A「はははは(笑)いいですねえ!」
中「昼休みとかに(笑)。学校生活に飽き足らない人たちが、ここでぶちまけるというか、 そういう場にしたいと考えているんですよ。そうすると、ついて来れない人とか、引い ちゃう人もいると思うんですが。どうでしょうか。」
A「学校生活をしていて、つまんないなあとか、こういうことしたいなあとか思っている 人が、カオスの中だけでやっていいとか、いいと思います。」
S「カオスの中でだったら、ジュース飲んでいいですか?」
中「そういうパフォーマンス?いいんじゃない?ちょこっとアートにしてみたら」
S「はははは(笑)」
中「どんどんカオスになっていくと、いいなって思います」
中「君たちは企画を持っているでしょ。足湯をやりたいとか。そういう企画って大事だし、 例えば、こういう企画をやるためには、この人にこういうことやってもらいたいとか、 やりたい人を募集して、ここでやってみる。Aさんは、指示を出しているか、そういう こともとても良いと思います。Sさんだったら、Sバーみたいなのを作って、特製ジュ ースを出すとかね。」
S「いいですね!」
中「そのジュースの飲み方をアートにしたらどうでしょうか。例えば、茶道みたいな『ジ ュース道』みたいな。」
S「眼にせんべいを載せながら飲むとか・・・」
中「そうそう。新しいジュースの飲み方を考えてみるとかね。それだとSさん一人だと 難しいからメンバー見つけてくるとか。そういうのがあってもいいんじゃないかなと思 います。」
S「確かに、カオスをこの人にやらせたら面白そうだなってことはありますね。」
中「例えば誰ですか?」
S「○○君とか(笑)」
A「めちゃくちゃやりそう!でも、彼は意外と恥ずかしがり家かもね。科学部の人に動く 作品もやってもらいたいですね。ロボットとか。」
中「カオスギャラリーのプロデューサーを募集してその人に一ヶ月任せちゃうってことも 面白いと思います。」
S「カオスギャラリーなんですけど、美術部しかできないって勘違いしている人もいます。 だから、第一号は○○君とかがいいかもしれませんね。」
中「あと、工夫としては、遠くにカオスギャラリーがあって、望遠鏡じゃないと見えない 作品とか。」
S「そういうの、おもしろいですね!やってみたいです。」