「女性に対する暴力に関する調査」を公表/男女共同参画局

内閣府は20日、「男女間における暴力に関する調査」の結果を発表した。
それによると、結婚を経験した女性の3人に1人が夫から言葉を含む暴力(DV被害)を受けたことがあると回答し、そのうち4割が周囲に相談しなかったことが分かった。
調査結果を踏まえ、内閣府は被害者が公的機関などに相談しやすい環境の整備を図る。

調査は2011年11月から12月にかけて、全国の成人男女5000人を対象に実施した。有効回収率は65.9%。
結婚したことがある女性のうち、夫から身体的暴行や精神的嫌がらせなどを受けた人は32.9%で、3年前の前回調査33.2%と比べ、ほぼ横ばい。

夫によるDV被害を受けた女性の41.4%が周囲に相談していなかった。前回の53.0%からは改善したが、内閣府は「公的機関に相談した人が少ない」として、支援活動の広報強化や相談窓口増加などの対策を講じる。 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120420-00000118-jij-pol

◆男女共同参画局では、男女間における暴力に関する実態把握のため、3年に1度「男女間における暴力に関する調査」を実施しています。前回調査から3年後にあたる23年度に調査を実施しこの度結果を公表しました。
http://www.gender.go.jp/e-vaw/chousa/index.html

○ 調査結果の概要 [PDF:800KB]
配偶者暴力防止法についての認知 [PDF:453KB]
夫婦間での行為についての暴力としての認識 [PDF:405KB]
配偶者からの被害経験 [PDF:544KB]
交際相手からの被害経験 [PDF:527KB]
異性から無理やりに性交された経験(女性のみ) [PDF:438KB]
男女間の暴力を防止するために必要なこと [PDF:367KB]
政府による広報の周知 [PDF:336KB]

○報告書全文 [PDF:1,512KB]