毎度です〜っ☆
おかげさまを持ちまして、無事、
今回のお遍路旅のゴール地点「大街道(おおかいどう)」
(松山イチの繁華街)に到着いたしましたぁ〜(^0^)!
で、大街道バス停近くの「サンマルク」から、
ブログを更新しております♪
夕方、ここからバスに乗って大阪まで帰ります(%笑う女%)(%ハート%)
さて、今回・28日〜29日のお遍路レポートです。
(28日の夕食以降、精根尽きて、ずっと寝てましたので、
ブログ更新が遅くなりましたぁ・・・ーー;)
![](/img/uz42837/FI1953534_0E.jpg)
・・・28日朝7時。
「おもご旅館」を出て、一キロくらい先の
44番・大寶寺をお参りしました。
そこから、9キロ離れた45番・岩屋寺までの道へ行く
幹線道路への近道・1キロくらいが、
全く持って想定外の『峠越え』があり、それで一気に
体力ダウン状態に・・・(*_*)。
連日の30キロ以上のお遍路行に、
快晴の天気の中、ぐんぐん気温が上昇し・・・
(岩屋寺側の幹線道路の温度計は、30℃デシタ・汗)
初夏の陽気の中、コンクリートの照り返しで
これがめちゃくちゃきつかった。。。(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)
![](/img/uz42837/FI1953534_1E.jpg)
下向いて歩いていますと、
軽トラに乗った70歳くらいのおじいさんが
「もしよかったら、岩屋寺さんまで乗っていきませんか?」と
ホトケサマが突如降りて来たような、絶妙なタイミングで
現れてくださいました。
喉から手が出るほど、乗りたかったんですが、
「・・・すいません。。。
今までずっと歩いて参りましたので・・・。」と
丁重にお断りをさせて頂きました。
「・・・そうですか。ほんとご苦労さまです(合掌)。
大変だろうけど、がんばってくださいね」と
おっしゃってくださりました。
おじいさんが去る時、手をふってお見送りをさせて頂きました。
そのおじいさんは、運転席の窓から手を振って去っていきました。
こんな瞬間は
ほんと、辛く、そして嬉しい瞬間でもあります。
![](/img/uz42837/FI1953534_2E.jpg)
岩屋寺まで手前数キロ。午前11時。
もくもくと歩いていますと、ある瞬間、
「ふわっ・・・」と身体が浮かんだ感覚と同時に、
頭が真っ白になりました。
瞬間的に、右手に持っていた金剛杖に力が入り、
こけずに済みましたが、「ただならぬもの」を感じました。
「死ぬな」
・・・って一瞬思いました。
「死ぬ」なんて、普段冗談半分にしか使っていない日本語ですが、
そのまま頭が真っ白な状態が続けば、「確実に死ぬな」と思いました。
「死ぬ」って今までとても恐ろしいものだと
感じていましたが、
「死ぬ」って、恐ろしいとか様々な感情を挟む余地もなく、
一瞬の出来事だと思いました。
今はおかげさまでそんな感覚も一切なく、
今まで通り過ごしておりますが、
その「死」を感じた、ほんの一瞬の出来事は、
なんだかとてもいい体験をさせて頂いたと、今は思っています。
その「死」というものを自身で一瞬だけでも感じますと
その対極にあります「生」というものが
映えてくるような気がしました。
光が強い程、その影が濃くなるのと同じで、
「死」(=死に様)というものを実感すれば実感するほど、
「生」(=生き様・いかに生きるべきか?)というものが
くっきりと見えてくるような気がしました。
![](/img/uz42837/FI1953534_3E.jpg)
・・・なんとか岩屋寺へと続く、登山道入口に着きました。
ここから30分、ひたすら登り&階段です。
バスお遍路さんもみんなこのきつい登りを歩きます。
上に駐車場が作れない程、きつい場所なんです。
その登山道の入口のバス停の前で、
団塊の世代のご夫婦が・・・
「あと2時間・13:05分にバスが来るね!」と
おっしゃっているのが聞こえました。
私もバス停に寄ってみますと、
一日たった一便(平日は一日三便)しかないバスが
後2時間で来るというのです。
この44番〜45番のルートは、「打ち戻し」という遍路道で、
45番のお参りが終わればまた44番付近まで戻って
それから46番・浄瑠璃寺がある松山市内へ向かいます。
私は、一昨晩泊まった44番さん近くの「おもご旅館」に
お参りにいらない荷物を全部預けてましたので、
そこまで戻る必要がありました。
今までずっと歩いてお遍路をして来たので、
ここでバスを乗るのは、苦渋の選択でしたが、
先ほど、頭が真っ白になったこともあって、
バスに乗ることを決意しました。
・・・岩屋寺は、お寺の名前のごとく
大きな岩が聳え立つお寺です。
弘法大師さんもここで修行をしたと言われています。
お寺の上にあったベンチで昼食&休憩を1時間程度取った後、
伊予鉄バスに乗り込み、「おもご旅館」の近くのバス停・
『久万営業所』まで乗りました。
<つづく>
![](/img/uz42837/FI1953534_4E.jpg)