おかげさまで無事、松山市内「大街道」に到着っ♪ ①

毎度です〜っ☆

おかげさまを持ちまして、無事、

今回のお遍路旅のゴール地点「大街道(おおかいどう)」

(松山イチの繁華街)に到着いたしましたぁ〜(^0^)!

で、大街道バス停近くの「サンマルク」から、

ブログを更新しております♪

夕方、ここからバスに乗って大阪まで帰ります(%笑う女%)(%ハート%)

さて、今回・28日〜29日のお遍路レポートです。

(28日の夕食以降、精根尽きて、ずっと寝てましたので、

ブログ更新が遅くなりましたぁ・・・ーー;)

・・・28日朝7時。

「おもご旅館」を出て、一キロくらい先の

44番・大寶寺をお参りしました。

そこから、9キロ離れた45番・岩屋寺までの道へ行く

幹線道路への近道・1キロくらいが、

全く持って想定外の『峠越え』があり、それで一気に

体力ダウン状態に・・・(*_*)。

連日の30キロ以上のお遍路行に、

快晴の天気の中、ぐんぐん気温が上昇し・・・

(岩屋寺側の幹線道路の温度計は、30℃デシタ・汗)

初夏の陽気の中、コンクリートの照り返しで

これがめちゃくちゃきつかった。。。(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)(%痛い女%)

下向いて歩いていますと、

軽トラに乗った70歳くらいのおじいさんが

「もしよかったら、岩屋寺さんまで乗っていきませんか?」と

ホトケサマが突如降りて来たような、絶妙なタイミングで

現れてくださいました。

喉から手が出るほど、乗りたかったんですが、

「・・・すいません。。。

今までずっと歩いて参りましたので・・・。」と

丁重にお断りをさせて頂きました。

「・・・そうですか。ほんとご苦労さまです(合掌)。

大変だろうけど、がんばってくださいね」と

おっしゃってくださりました。

おじいさんが去る時、手をふってお見送りをさせて頂きました。

そのおじいさんは、運転席の窓から手を振って去っていきました。

こんな瞬間は

ほんと、辛く、そして嬉しい瞬間でもあります。

岩屋寺まで手前数キロ。午前11時。

もくもくと歩いていますと、ある瞬間、

「ふわっ・・・」と身体が浮かんだ感覚と同時に、

頭が真っ白になりました。

瞬間的に、右手に持っていた金剛杖に力が入り、

こけずに済みましたが、「ただならぬもの」を感じました。

「死ぬな」

・・・って一瞬思いました。

「死ぬ」なんて、普段冗談半分にしか使っていない日本語ですが、

そのまま頭が真っ白な状態が続けば、「確実に死ぬな」と思いました。

「死ぬ」って今までとても恐ろしいものだと

感じていましたが、

「死ぬ」って、恐ろしいとか様々な感情を挟む余地もなく、

一瞬の出来事だと思いました。

今はおかげさまでそんな感覚も一切なく、

今まで通り過ごしておりますが、

その「死」を感じた、ほんの一瞬の出来事は、

なんだかとてもいい体験をさせて頂いたと、今は思っています。

その「死」というものを自身で一瞬だけでも感じますと

その対極にあります「生」というものが

映えてくるような気がしました。

光が強い程、その影が濃くなるのと同じで、

「死」(=死に様)というものを実感すれば実感するほど、

「生」(=生き様・いかに生きるべきか?)というものが

くっきりと見えてくるような気がしました。

・・・なんとか岩屋寺へと続く、登山道入口に着きました。

ここから30分、ひたすら登り&階段です。

バスお遍路さんもみんなこのきつい登りを歩きます。

上に駐車場が作れない程、きつい場所なんです。

その登山道の入口のバス停の前で、

団塊の世代のご夫婦が・・・

「あと2時間・13:05分にバスが来るね!」と

おっしゃっているのが聞こえました。

私もバス停に寄ってみますと、

一日たった一便(平日は一日三便)しかないバスが

後2時間で来るというのです。

この44番〜45番のルートは、「打ち戻し」という遍路道で、

45番のお参りが終わればまた44番付近まで戻って

それから46番・浄瑠璃寺がある松山市内へ向かいます。

私は、一昨晩泊まった44番さん近くの「おもご旅館」に

お参りにいらない荷物を全部預けてましたので、

そこまで戻る必要がありました。

今までずっと歩いてお遍路をして来たので、

ここでバスを乗るのは、苦渋の選択でしたが、

先ほど、頭が真っ白になったこともあって、

バスに乗ることを決意しました。

・・・岩屋寺は、お寺の名前のごとく

大きな岩が聳え立つお寺です。

弘法大師さんもここで修行をしたと言われています。

お寺の上にあったベンチで昼食&休憩を1時間程度取った後、

伊予鉄バスに乗り込み、「おもご旅館」の近くのバス停・

『久万営業所』まで乗りました。

<つづく>