原発は「使えない技術」 大友詔雄元北大助教より

原子力と他の技術の違いは何か
「放射能の問題に尽きる」と断言する

放射能と他の有害物質を同列に論じることはできない
かつて公害を引き起こしたカドミウムなどの有害物質を
安全に管理することは比較的容易だ
だが放射性物質を管理する場合、千年、万年オーダーになる

通常の技術は100%完璧にできていることなどあり得ない
故障したり、事故を起こしたりする
そのたびに改良改善し、安全性を向上させる

一方の原子力は1度事故を起こせば修復不能だ
しかも人類の破滅につながる
実はミサイルなどの軍事技術は1度きりで修復する必要がない
つまり原子力は軍事技術と同じレベルのものだ
放射能をまき散らすという点では核兵器と変わらない

米国物理学会が75年にまとめた報告書で、福島のような過酷事故の
メカニズムを解明していた。
結論は「原子炉を人口中心地から800キロ離す必要がある」だ

同じく75年旧ドイツ原子炉安全研究所は使用済み核燃料再処理工場の
大事故想定評価で「死者は3000万人」と警告していた

80年の国民投票で原発廃止の方向を選択したスウェーデン
議会事務局の報告書では「原子力とソーラーを中心とした自然エネルギーを
比べるとコストは同じだった」
スウェーデン国民は当然、自然エネルギーを選んだ

原発の立地には過疎地が狙われる。地域を豊かにしなければ原発は止められない
自然エネルギーで地域は自立できる

エネルギーの自立は難しい話ではない。ヨーロッパでは実現している
原発が止まれば自然エネルギーの普及はやりやすくなる
スウェーデンのように原子力ジャパンとソーラージャパンを対比させてみればいい
国民は必ず自然エネルギーを選ぶ

<フリージアは球根なので毎年咲いてくれます>