2011年度に全国のチャイルドラインで着信した電話の実施結果について、
速報をまとめました。
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2011年度 電話実施結果 速報
(チャイルドライン・データベースにより集計)
<通話の概要>
データベースで集計された199,113件のうち、会話が成立した電話が70,487件で、全体の35.4%となった。
2011年度から統計の方法が変わったため、単純には比較できないが、
全体に対する会話成立の比率は2010年度よりも2.9%増加している。
また、会話成立時の平均通話時間は15分30秒で、2010年度よりも30秒長くなっている。
<かけ手の性別と年齢>※「会話成立」、「不成立」から
性別では男子が58,717件で53.5%、女子が44,386件で40.5%となった。
年齢別では、小学生が14,739件で15.5%、中学生が15,365件の16.2%、
高校生が32,591件の34.3%で、年齢不明も25,669件で27.0%だった。
内訳では男子は高校生が最も多く21,858件で23%、女子も高校生が最も多く10,733件で11.3%を占めた。
小学生では男子が5.2%に対し、女子は10.3%で2倍の差が開いた。
<事柄>
電話で話された事柄は、「人間関係」が12,741件で最も多かった。
その次に「雑談」が8,215件となり、あわせて会話成立の電話の30%を占めた。
続く性に関する電話もあわせて17%となった。
いじめや容姿・病気に関すること、恋愛、心に関する悩みがそれぞれ5%以上を占めた。
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上記データのグラフはPDFで見ることができます。