明日、6月3日(日)津市では恒例の「車いす体験ふれあいウォークラリー」が開催されます。参加者として申し込もうとしたが、すでに満員のため断念。
そこで、明日私は「当日スタッフ」としてお手伝いします。
簡単に説明すると、5〜6人程度の参加チームが、メンバーが交代して車いすに乗り、
コマ図という最低限の情報しかない地図を頼りに、設定されたコースを歩きます。
コース上には、いくつかのチェックポイントが設けられ、そこで福祉に関係したゲームをして、その得点とコース時間の得点の合計で、順位を競うのです。
(コース所用時間は、秘密の基準時間に近いことで得点され、早さを競うわけではありません)
また、チェックポイントでは、「点字」や「手話」、「車いすの押し方の基本」が理解できるようなゲームが用意されています。
「ふれあい」が名称に入っているのは、ハンディを持った人にも参加してもらい、交流の機会を作るという意図もあります。そこで、各チェックポイントでは、ハンディがあっても問題無く参加できように、ゲームの内容に工夫が凝らされています。
実はこのイベントは、24年前私の参加していたボランティアグループ「プラスワン」が、津市社会福祉協議会との共催で始めたものです。
ボランティアは「実行委員会」を作り、その実行委員会からは、沢山のボランティアが誕生し、その多くが今でもいろいろな局面で活動を続けています。
私たちが主催を退いた後も、若いボランティアによって「実行委員会」が引き継がれ、津市社会福祉協議会との共催事業として開催が継続されて来ました。
24年間、創設当時の私たちの「津の街を車いすでも不便の無い街にしたい」という熱い思いは、駅伝のタスキのように受け継がれて来ました。
この事をフェイスブックに書き込んだら、津市の車いすウォークラリーを手本に、宝塚市でも同様に車いすウォークラリーを開催していた、坂上正司さんからもメールをいただきました。
津市では当たり前の恒例イベントになつている、津市発「車いす体験ふれあいウォークラリー」はあちこちに、種子を広げていっているのかもしれません。
萩野茂樹