ここ4年ほど。大阪府の事業のお手伝いで府下のいろいろな施設・作業所をみせていただきましたが、この4月にまたMAX3年の更新をしてもうしばらくこれからの状況をみていこうと考えています。

画像はこの4月に訪問させていただいた枚方市にある事業所さんの喫茶での1枚です。

豆も入れ方もこだわりの珈琲らしくとてもおいしいです。

「こだわり」なんてベタな表現ですが『いいこだわり方』をされていると思います。

器も非常に凝っておられます。

安打ちの品ではなくこれ1客で数千円します。

指導員(店員)さん曰く、いいものをたのしんでいただきたいということだそうです。

とてもすてきなことだなと思います。

この4月にオープンしたお店ですが人気は上々だそうです。

うちの近所の喫茶店の珈琲はどれもおいしくないのでこんな店が近くにできたら間違いなく通います。

元々は就労したけど施設に戻ってきたり、就労かなわず施設にいたりといった人たちがどう地域で生きていくのかということからはじまった事業だそうで。

上司も部下も関係なしにケンケンガクガク議論の末に誕生しました。

しかしお話を聞いているとこの事業のコンセプトは障害者の地域での居場所づくりなどではなく、またより質の高い生活を実現するための労働の場の提供でもないというような気がします。

それは何だということをきちんと書き出すととてもおさまらないのですが、ともかく「一つの新しい形」となってほしいものだと思います。

まぁむずかしいことは考えなくてもここの珈琲はおいしいです。

粟津