市民ファンドの価値〜市民ファンドは新しい動きを創りだせるか〜市民ファンド推進連絡会フォーラム

<主催者から>
 10年以上前から、「民」が「民」を支援する仕組みとして、市民から志のあるお金を集め、公益的な活動を行っているNPO等へ支援する市民ファンドが、全国に広がりつつあります。
 市民ファンドの財政的支援は、企業、助成財団、行政と比較すると小規模ですが、市民の意思としての寄付を原資に、地域における資金源を多様化し、民間性を発揮した助成を展開しています。
 一方、多くの市民ファンド自身も、ファンドレージングや運営等に苦労している現状があります。その原因は、市民ファンドの運営が効果的でないことにもよりますが、市民ファンド自身の必要性が、日本社会や市民に、十分に理解されていないことが大きいのではないでしょうか。市民ファンドの価値は、市民ファンドが仲介することによって新しい動きや新しい価値を作りだしていくことにあると思います。市民ファンドが日本社会へ普及・定着していくためには、市民ファンドの必要性や市民ファンドの創出する新しい価
値を明確にして、市民ファンドの活動を展開していく必要があります。
 今回のフォーラムでは、昨年設立された「ソーシャル・ジャスティス基金」(東京)、現在、設立準備中の「青い森コミュニティ基金」(青森)、「ひょうごコミュニティ基金(仮称)」(兵庫)の3つの新しい市民ファンドから、それぞれのファンドの特徴や必要性、立ち上げにあたっての課題、今後の展望等についてご報告していただき、その後、市民ファンド推進連絡会のメンバーや会場の皆さんと、市民ファンドの必要性や創出する価値について、一緒に、考えていきたいと思います。皆様のご参加をお待ちしています。

■日 時: 2012年6月25日(月)14:00〜17:00(開場 13:30)
■会 場: 在日本韓国YMCAアジア青少年センター国際ホール(9階)
 http://www.ymcajapan.org/ayc/jp/
■主 催: 市民ファンド推進連絡会
■協 力: NPO法人 市民社会創造ファンド
■対 象: 市民ファンドに関心をもつNPO・財団・行政・企業・専門家等(60人程度)
■参 加 費: 1,000円(当日受付にてお支払下さい)
■申込締切: 6月22日(金)

【プログラム】
14:00〜14:05 フォーラムの趣旨・進め方の説明
 進行 : 鈴木健一(認定NPO法人神奈川子ども未来ファンド)
14:05〜15:25 第1部 事例報告
 概況報告: 市民ファンドの状況
 坂本憲治(NPO法人市民社会創造ファンド)
 事例1 : ソーシャル・ジャスティス基金(東京) 
 奥田裕之(認定NPO法人 まちぽっと) 
 事例2 : 青い森コミュニティ基金(青森)
 三澤 章(NPO法人あおもりNPOサポートセンター)
 事例3 : ひょうごコミュニティ基金(仮称)(兵庫) 
 実吉 威(認定NPO法人市民活動センター神戸) 
15:25〜15:40 休 憩
15:40〜16:50 第2部 ディスカッション
 市民ファンドの必要性や創出する価値について(会場を含めた参加者全員でのディスカション)

■参加申込・問い合わせ
参加申込にあたっては、下記フォームに記載している必要事項をご記入の上、FAXまたはメールにてお手続き願います。その他、不明な点等については、下記宛にお問い合わせ下さい。
 千代田区大手町2-2-1 新大手町ビル267-B
 TEL:03-3510-1221 / FAX:03-3510-1222 Email:rmutoh@civilfund.org
 NPO法人市民社会創造ファンド 担当:武藤・霜田