畑の「害虫」と、「清貧の思想」について

沖縄から帰ってきて、

あれこれおシゴトとかこなしつつも・・・

「何か大切なことを忘れている・・・(%痛い女%)」って

思っていてしばらくしたら、思い出した訳です。

「あ(%ショック女%)(%星%)畑、最近行ってへんわっ(%とんかち%)(%痛い女%)」って。

ってことで、マイカーのハンドルをおもいっきり回し、

自宅に帰らずに、山の中腹にある畑へ(%車%)(%雷%)

よしこちゃんのマイカーには、

何故か紐のついたバケツが常駐しています(笑)。

山道をクネクネ運転する度に

「カランコロン」と鳴ります(%ニヤ女%)(%星%)

お借りしている畑には、水道という「文明の力」はなく、

その横にあるため池から、水をバケツでくみ上げる・・・

という何とも原始的な方法を取っております(%ニヤ女%)(%音符1%)

「さて、草抜きでもしよう(%笑う女%)」と気合い入れて

畑に入りますと・・・

「あ、ジャガイモとかが、こんなに成長している(%笑う女%)」

という喜びと、

「げ〜!なんや、この害虫のつきっぷりは〜(%ショック女%)(%涙%)」

という叫びと同時に感じました。。。

じゃがいも以外は、元気よくすくすく成長していたのですが、

じゃがいもは、5つ芽が出ていて、大きく成長しつつも、

害虫がつきまくっていて、そのうち1つは、葉っぱが食い荒らされていて

立ち枯れ状態になっていました(%ショボ女%)(%涙%)

じゃがいもの葉っぱや枝を見ますと、

テントウムシの「気持ち悪いバージョン」のような

虫たちが、ウジャウジャおりまして、

その幼虫&卵のようなものも、たっぷりついてまして、

めちゃくちゃ気味悪い・・・と思うよりも、

「早く除去しないと、じゃがいもちゃんたちが、死んでしまう〜っ(%痛い女%)(%雷%)」

という使命感にかられ、さっそく害虫を素手で取って除去していきました。

(※農薬をかけるのは好きではありません)

いくら害虫とはいえ、命有る虫ちゃんたちなので、

除去するという罪悪感はあったのですが、

かといってずっと放置していれは、じゃがいもは枯れるやろうし、

おとなり・ご近所の他人様の畑に飛んでしまっては

大変申し訳ないので、「六根清浄〜っ(ろっこんしょうじょう)」って

何故かその言葉が浮かび、ブツブツ言いながら(笑)、

どんどん除去させて頂きました。

にしても、その害虫ちゃんたちに言いたいのは、

そんなに自分たちの数を増しまくっていたら、

結局、食べ物(じゃがいもの葉っぱ)を食べ尽くして、

全滅になろうかと思いました。

(※まわりには、じゃがいもは生えていません)

もしも私がその害虫ちゃんだとすれば、

じゃがいもが枯れない程度に、子孫を増やして行くやろうと思います。

ほんと、虫って自制心のない・・・といいますか、

本能のおもむくまま、あるだけ食べて・食べたいだけ食べて、

交尾したいだけして・・・全く持って“我欲”だけの、

『餓鬼』のレベルだと思われました。ほんと哀れです。。。

翌朝、いつものようにご近所の喫茶店に行き、

読みかけの本『清貧の思想』を読んでました。

この本は、16年前(1996年頃。私が大学生の頃)に書かれた本です。

日本のバブリーな時代の最末期でした。

その本にこう書かれていました・・・

『私が外国で、良く聞かされた、日本・日本人に対する意見とは・・・

曰く・・・日本は輸出大国だなどと誇って外国市場を荒らすだけで、

自国の利益しか考えていない。確かに日本製品は、

自動車、電気製品、エレクトロンクス、時計、カメラ、何でも優秀で安い。

それは認めるが、いい物を安く売って何が悪いという態度が露骨で、

少しもこちらの事情への配慮がない。これではとても共存できぬ。

このままでは日本は世界中の嫌われ者になるだろう。

曰く・・・(つづく)』

(%ショック女%)(%ショック女%)(%ショック女%)(%ショック女%)(%ショック女%)

これって、ほぼ現代の中国のような状態やないですかぁ〜(%とんかち%)(%痛い女%)(%雷%)

今の日本の不況って、もしかしたら、

このような「“罪”の表れ」のような気がしてきました。。。(さんげ)

今の中国に対して、私たち日本人は、

上記のような批判・文句を言ってる訳ですが、

我が日本も、たった20〜30年前は、

中国と全く同じことをやっていたんですね。。。

また、アメリカやヨーロッパとかも、日本よりもずっと早い時期に、

同じことをやっていた訳です。

なるほど。。。

ますます、『世界的な経済発展のパターンとその思考形態』というものが

見えて参りました。。。

そして思ったこと、それは・・・

「じゃがいもに群がる害虫と、経済至上主義の人間は同一」

ということに気づいた訳です。

これはものすごい発見ですっ!(自分的に・笑)

他人様がどうなろうと、外国の人たちがどうなろうと

自分だけ・自国だけ金持ちになればいい・よくなればいいと

世界中の富や財産、資源(=じゃがいもの葉っぱ)を底なしに搾取し

食べ続けると、世界・地球というもの全部が崩壊してしまうということです。

未だに地球上からなくならない貧困、紛争・殺し合い、

地球規模の環境破壊&汚染、大規模な自然災害などは

全て、じゃがいもに憑く害虫と同じ思考形態を持った人間が

犯し続けている『罪』なのです。

どうやら、そのような人間のレベルは“虫・動物レベル”のようです。

叡智を持った“人間”ではありません。

生物学上の“ヒト”なのです。

本当に地球のことを思い、世界中の人、

身の回りの人のことを思って・・・客観的に考えますと、

じゃがいもの葉っぱ(地球資源や富)を全部

自分のものにしよう・食いつくそうという「底なしの我欲」は

結局己だけでなくって、全部を滅亡させるということに気付き、

「足るを知り」、本当に自分に必要なものしか摂取しなくなるかと思います。

そんな叡智を持った人間の思想を、

私は『清貧の思想』なんだと思いました。

(あれこれ、解釈するヒトがおられるようですが・・・)

人間も動植物も・・・地球全体は、

自分自身と、自分自身以外の対象物との幸せのバランス・・・

双方が共存共栄出来る『叡智』が、今、とても求められていると思います。

畑に行った時、害虫があんなにいて、かなり凹みましたが、

本当にいい気付きを頂き、感謝感謝です(%笑う女%)(%王冠%)