≪めぐろチャイルドライン NEWS LETTER NO.32≫
■尾木ママ、めぐろパーシモンホールに登場!—9月29・30日:全国自治体シンポINめぐろから
喜多明人(めぐろチャイルドライン代表・早稲田大学)
今年11回目を迎える「≪地方自治と子ども施策≫全国自治体シンポジウム」が2012年9月29日(土)、30日(日)に目黒区で開催されます。
一日目が全体会(めぐろパーシモンホール)、二日目が分科会(目黒区区民センター・田道ふれあい館)を予定しており、今年は全体テーマ「子育て支援・子ども支援の新たな展望を拓く」(仮タイトル)の下で、尾木ママ(尾木直樹さん・教育評論家)の「共感子育てのススメ」の記念講演が予定されています。その後のシンポジウムでは、世田谷区が「子育て支援の多様で総合的な展開」、三重県からチャイルドラインとの協働での「子どもが安心して相談をできる環境づくり」、宮城県の被災地から石巻市が「子どもの居場所・まちづくりと子ども参加」を報告し、さいごに目黒区から「子ども条例に基づく子ども施策の総合的展開」について報告があります。
2日目の分科会は、子ども条例、子どもの救済、子どもの居場所、子ども参加、子ども計画、子どもの虐待防止のほか、「子どもの貧困」「障がいのある子どもちとその親支援」など8つの分科会となる見込みです。
この自治体シンポは、地方分権時代にふさわしく、子ども施策が地方自治体、地域独自に計画され、実施されることが望まれる中で、これを進める自治体職員の力量形成のための研修の場として2002年から開催されてきました。このシンポへの参加者は、自治体職員のほか、例年、市町村議会の議員や子ども施策に関心を寄せる多くの市民が参加しており、とくに全体会は、市民公開のイベントとして毎年数百名の参加者が熱心に議論をしてきました。今年の全体会会場である目黒区のパーシモンホール(定員1200名)が満杯になることを期待しています。
目黒区では、区の財政危機もあって全体的に職員の士気が低下する中で、全国自治体シンポの誘致によってこれを活性化させたいという思いがあります。とくに区がこれまで進めてきた権利擁護活動や、子ども条例広報活動、そして区民協働の経験を生かしたシンポになってほしいと思います。「ピンチをチャンスに」といわれる中で、目黒もピンチをチャンスととらえて、区民との協働による子育て支援、子ども支援の開拓的な事業が展開されていくことを心から願っています。
**********自治体シンポのお知らせ**********
「子育て支援・子ども支援の新たな展望を拓く」(仮)
平成24年9月29日(土) 全体会 めぐろパーシモンホール
「共感子育てのすすめ」 講師: 尾木直樹氏 教育評論家
30日(日) 分科会 目黒区区民センター・田道ふれあい館