讃岐うどんが、よしこちゃんを呼んでいる(?) 〜新日本風土記〜

先日、夜帰宅して

何となくテレビをつけますと、

イキナリ☆四国の歩きお遍路さんが登場〜っ☆

これには仰天ビックリ(%ショック女%)(%ショック女%)(%ショック女%)(%ショック女%)(%ショック女%)(笑)

その番組は、NHK BSで放送中の『新日本風土記』。

この番組は、

「我々の足下に眠っている自国の文化を再発見する、『もういちど、日本』」

というのが、番組コンセプト。

久しぶりに、味のある、感動的なテレビ番組を見ましたぁ〜(%笑う女%)(%ハート%)

そういえば過去「仏像の京都」「吉野・熊野」も見たような気がしました。

私が先日観たのは、テーマ「うどん」で、

その殆どは讃岐(香川)での内容でした。

途中から観たんですが、

要は、昔むかし、お米がぜいたく品だった時代、

お米に変わる小麦を使って、美味しいものを食べたい!

ということから発明されたうどん。

うどんを作る為の小麦、だしに入れる塩や「いりこ」(瀬戸内海・産)、

そして醤油(小豆島・産)が

讃岐には身近に豊富にあったということで、

うどん文化が讃岐で発展していったとのことです。

江戸時代の巡礼ブームで、『こんぴら参り』が爆発的人気になり、

その参道にあった、うどん屋さんで食べた

日本各地の人たちが「これはウマイ!」と

それぞれの地域に、うどんを持って帰って行ったとのことです。

讃岐の人たちは、田んぼの神様とかにお祈りする時も、「うどん」を供え、

弘法大師・空海が御生まれになられた、

四国遍路・75番札所「善通寺」さんでの祭事でも「うどん」が登場〜っ☆

なんでもかんでも「うどん」で済ませる、讃岐の人たち・・・。

それだけうどんのことを崇められ、大好きで、

空気みたいな・・・側にたくさんあって当たり前なものなんでしょうね。

さすが「うどん県」と自称するだけありまして、

ほんと、うどん尽くしで、ビックリ仰天いたしました(%笑う女%)(%ハート%)

最後に紹介をされていた、あるうどん屋さん。

そのうどん屋さんは、多度津町・77番:道隆(どうりゅう)寺側にあり、

田中さんご夫妻が切り盛りされてはります。

ご高齢なので、今は一日30食しか作れないそうで、

一日10人くらいのお客さんが来られるそうです。

一杯280円のうどんの殆どは、

ご近所のおじいちゃんおばあちゃんが食べに来られます。

「おいしいうどんを食べに来る」というのが本来の目的ではあるのですが、

実は本当の理由は、店主の田中さんとおしゃべりがしたい・

はたまた、他に来ているご近所の人たちとおしゃべりがしたいと思って

やって来る人たちばかりなんだそうです。

まさにうどんが紡ぐ、“白い糸”で結ばれた人たちです(笑)。

その人たちにとって、日常にあります「井戸端会議」を

私は、四国の1230キロの遍路みちを歩きながら

あちこちで見てきましたし、その井戸端会議に入らせて頂いたりしました。

なにげない、そんな日本の風景が、

何故かお遍路さん・旅人の心に深い感銘を与えるのは

なんでなんでしょうかね・・・?

「ああ、やっぱり日本(ふるさと)って、いいなぁ・・・」って、涙が止まりません。

めちゃくちゃ暑い中、8月末も一週間程、

前回の続き(松山・大街道〜新居浜あたりまで?)の歩きお遍路さんを

しに行く予定ですが、

そんな旅の風景も、四国遍路の醍醐味の一つであります。

最近、あちこちで四国遍路に関する講話をする機会があり、

「なんで、そんなに四国遍路してるんですか?他にやること、

あるんじゃないですか?」という質問をよく頂くようになりました。

私の『お遍路日記』をご覧頂いている皆様は

直感的に、なんでよしこちゃんが周り続けているのか・・・?

きっとお分かり頂けているかと思いますが、

一言でその理由を申しますと

「本当の自分に還れる」

・・・なんだと、最近思います。

自分とは何か?

何の為に生まれたのか?

この人生で何をすべきなのか?

・・・人生遍路道を、着実に歩いてく上で、必要な気づきを、

『ただひたすら歩く』という遍路行(実践し続けること)を通して

得られるんだと思っています。

別に、四国遍路道を歩かなくても、

多くの他のやり方で得られると思います。

だけど私は、このやり方・この『遍路道』が

最も自分自身に向いているんだと思います。

なんで向いているのかは、直感的に理解はしていますが、

理屈・言葉で説明できません。

とにかく周らなければならないし、周りたくって仕方がないんです。

まずは、伊予(愛媛県)を歩ききらなければ、

美味しい讃岐うどんに出会えませんが(笑)、

まずは8月末に、この怒涛の夏遍路に苦しみながらも、

今年末予定の「結願(けちがん。88カ寺全部を周り終えること)」を目指して

楽しく歩いて参りたいと思います。

きっと、ゴールであります、88番・大窪寺には、

上記の問いについての「答え」が待ってくれていると、

私は信じています(%笑う女%)(%王冠%)