☆(*^_^*)☆今日から8月〜佐々木禎子物語との出会い〜祈り〜

こんばんは!!

今日から八月。なんだか気が引き締まります。

そしてやはり、新聞やラジオなどでも原爆の事、原発のこと、戦争や平和のことなどに触れた記事や番組も多くなり、考える機会も増えてきたように感じます。

歌手の「クミコ」さんってご存知ですか?

彼女の事を調べたくて、YouTubeで「クミコ」で検索したら、「佐々木禎子の物語」映像に出会いました。

佐々木禎子さんは、幼児期に被爆して、12歳で白血病で亡くなった広島の少女です。

千羽の折り鶴を折れば病気が良くなると信じて、入院中の薬の包み紙で1センチほどの小さな折り鶴を千羽以上作り続けて、最後まで希望を捨てずに明るく生きました。将来の夢は体育の先生になることと言っていたほど、俊足で、運動会ではいつも大活躍の活発な女の子でした。

歌手のクミコさんが、2010年の紅白歌合戦で歌った「祈り」という曲がその少女のことを歌った曲でした。

クミコさんは、広島の出身でもなく、被爆した肉親がいるわけでもないのに、自分がこの歌を歌う資格があるのだろうか、ととても悩んだようでしたが、この曲の作曲者で禎子さんの親戚に当たる佐々木さんという男性歌手の方のたっての願いから、この歌「祈り」をクミコさんは歌うことを決意したようです。

クミコさんのことをもっと調べていたら、意外な事実にぶつかりました。

クミコさんは、2010年12月に長年の夢だった紅白出場をこの「祈り」によって果たし、翌年3月11日は、なんと石巻市民会館でコンサートのリハーサル中に被災していたのでした。

裏山に命からがら逃げて助かりますが、機材はすべて流され、身ひとつで、日本海側から東京に戻ってきたとのことでした。

その後、震災のから歌ができ、それを世界の人に聴いてもらうため、湯川れいこさんの英訳によって英語版のレコーディングもし、今年になってからは、石巻で復興支援のコンサートも行なっっているようです。

多くの人の知らないところで、こうして一人の歌手クミコさんが、人々と悲しみの中を共に歩み、音楽を通して、それらの悲しみや苦しみを乗り越えて希望に変えていこうと日々を生きていることを知って、歌うことは生きることそのものなのだと思わされました。

何気なく調べた一人の歌手の方の活動をきっかけに、多くのインスピレーションを与えられた8月1日となりました。

今年の八月も多くの気づきに恵まれた月になりますように☆☆

あなたにとって、素晴らしい夏になりますように☆☆祈りをこめて☆☆