☆(*^_^*)☆枯れない涙〜街でセーラー服の少女を見るたびに心を痛める81歳の少年〜

今日は67年前に長崎に原爆が投下された日です。

1945年8月9日午前11時02分の事でした。

当時、爆心地となった場所から数メートルの友人宅に下宿していた、寺田修一さん、(現在81歳)は、その日は軍需工場での作業に出かけ、工場内で被爆し、九死に一生を得ました。その後70歳を過ぎてから書かれたのが、「枯れない涙」という手記です。

14歳の少年が何を見て何を感じて、今どんな思いを抱いて生きているのか。

「枯れない涙」は

http://www.geocities.jp/shougen60/shougen-list/m-S5-1.html

ですぐに読めます。寺田さんの写真も掲載されています。

ぜひ一度読んでみてください。

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もし私の息子が14歳のある日の理不尽な出来ごとによって

その後の67年間、ずっと長い間、自分が生き残ったことで心を痛めているとしたら

助けることのできなかった多くの人々や、助けの手を差しのべることができるかもしれなかったのに、それができず後ずさりしてしまった見ず知らずの少女の瞳が今も目にうかブとしたら・・・

私は、寺田さんの体験を直に聴いて、「枯れない涙」を直接いただいて、それを読んで休んだ翌日、枕元でもう一度読んで、その後、一つの歌が生まれました。

「忘れないよ」という曲です。

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この手記には、

戦争はぜったいに起こしてはならない。

戦争は無意味であり、何も希望につながらない。

暴力や武器は、人の幸福のために使えるものではない。

核兵器を開発すること、所有すること、売買することなど、

ぜったいにやめなければならない。

などが書かれているわけではありません。

この手記には、一体何が自分の身や周囲に起こったのか全くわからないまま

破壊されつくした街の中に呆然と立ち尽くし、それでも懸命に一緒に住んでいた

親友を探しまわって、病院行きの列車に乗せて、自分は何日も歩いて母の待つ自宅にたどり着いて、

そして今、被曝によってもたらされた病気と闘いながら生きている、

一人の少年の想いが綴られています。

先日の、広島の原爆記念日に、原爆投下を指示した米国のトールマン大統領のお孫さんが広島の式典に参列し、感慨深く話している様子が報道されていました。

少しずつではあるけれど、確実に世界は変わって行く。

わずかではあるけれど、私にだったて何かができる。

地球に住む私たち一人ひとりが、平和を強く望めば、心から強く望んで、

かならず戦争のない世の中が創れるのだと本当に信じれば、

私が変わり、あなたが変わり、地域が変わり、日本が変わり、アジアが変わり、そうして世界は変わるはず。

諦めない心、強く平和を願う心を持ち続けよう。

そう決意します。

そういう思いをゆるぎなく持つことこそが、どこにいても何をしていてもできる、大きな平和への貢献なのだと信じます。

☆(*^_^*)☆
あなたの8月9日が、平和への願いで心が満たされる一日となりますように。

愛と祈りをこめて。