東日本大震災発生から、間もなく1年半が経過します。
福島県では放射能汚染の問題等、現在も子どもたちの生活に様々な影響が残っており、地域等の違いもあるかと思いますが、今も30分、1時間しか外で遊ぶことができないという状況も聞いています。
昨年度に引き続き今年も福島県教育委員会のご協力をいただき、福島県のすべての公立学校・私立学校の子どもたちへカードを配布することとなりました。
配布するカードはMS&ADゆにぞんスマイルクラブ・MS&ADインシュアランス グループ ホールディングス株式会社様のご支援により作成しました。
また、学校がはじまる9月に子どもたちの手にカードが届くよう、8月22日、三井住友海上駿河台新館にあるECOM駿河台の会場をご提供いただき、カード発送作業を行いました。
三井住友海上の社員ボランティアのみなさま25名が、お仕事を終えたあと駆けつけてくださり、ご協力くださいました。
また、近隣のチャイルドライン関係者のみなさま、支援センターボランティアのみなさまのご協力もいただき、約20万枚のカードの梱包と発送をすることができました。
福島県には現在、福島市・郡山市にチャイルドライン準備団体があり、電話開設に向けて準備を進めています。福島市・郡山市の子どもたちへの配布についてはそれぞれの準備団体が担っています。
2011年度も今年同様にカード配布を行いましたが、福島県からチャイルドラインへの電話は2010年度と比べて2倍以上の着信がありました。(詳細はPDFをご参照ください)
放射能に対する不安や屋外に出ることができないストレスを訴えるものなど、震災に関する電話も様々寄せられています。
ひとりでも多くの子どもたちにチャイルドラインの存在を知ってもらい、溜まった気持ちを話せる心の居場所となれたらと願っています。
三井住友海上のみなさま、ご協力いただきましたみなさま、まことにありがとうございました。