メロンパンとスイートロール

こだわりブーランジェは、夏の暑さにも負けず例会を持ちました。欠席が多いのではと思いましたが、さにあらず、満席の12名が出てきました。
今回のテーマは、メロンパンと北欧パン(スイートロール)です。
メロンパンの着色には、藤左右衛門さんから分けていただいたクチナシの実を水に溶かして使い、黄色い色を演出しました。参加者の中には、ココアパウダーを使ったメロンパンをつくった方もいます。暑い時期ですので、発酵が早く、なので加糖仲種を使わず、ストレートで、イーストの使用も減らしましたが、それでもどんどん膨らんでいきました。一方でメロン皮の冷却が追いつかない状況で、冷蔵庫から出して作業をしても手早くしないと、だれてしまします。暑さもありますが、参加者の熱気でしょうか?
それでも、外側はカリッと中が柔らかなメロンパンに仕上がりました。

スイートロールは、これもかなりリッチなパンです。ただ水の分量を5%ほど本来のレシピより少なくしました。それでもかなり、水分が多く、まとめるまで時間がかかりました。
水の代わりに牛乳を用いた方もいました。牛乳は、発酵時間が多少長く必要になりますが、そこを辛抱すれば、香りの良いスイートロールになります。
ケーキ生地を載せるときは、絞り袋を用いました。失敗ではないのですが、本当に微妙な量の卵を加えるべきかと思いました。
いずれにしても、できあがったスイートロールは、粗熱を取った後は、しっとり感のあるフワフワしたパンができあがりました。
今回、気がついたのは、ペットボトルの水に注意が払われていないことです。水の硬度とphに注意していただきたいと思います。軟水よりもせめて硬度が50%以上で、phも7.0ないし弱酸性のものにしていただきたいと思います。健康志向からアルカリ水が多く販売されていますので、ペットボトルの表示を良く確認されるようお願いいたします。柔らかい水は生地がダレる原因ですし、アルカリ水は、発酵を阻害します。