昭和のくらし博物館にぜひ行ってみて、久が原駅前には益の湯があります

池上線の久が原、目蒲線の鵜の木、下丸子の3駅もとても近く、こちらの3駅で囲まれたエリアには炭ギャラリー、金羊社レコードジャケットギャラリー、そして昭和のくらし博物館とユニークな博物館が3つもあります。そしてそれぞれめいっぱい「昭和」な内容なのは偶然かしら。
昭和のくらし博物館は、家具や室内意匠がご専門の館長さんが、昭和の庶民のくらしを生きた教材として伝えようと個人で運営されている博物館です。昭和26年に建った木造住宅とそこにあったくらしがそのまま博物館になっています。例えば練炭とか、キャラメルの箱とか、T定規とか(このご家族は建築のお仕事をされていたそうです)、楽しかったことや嫌だったことなど思い出されます。(私は図学が得意中の得意で楽しい思い出の方です。T定規で製図やったというと歳がばれる?)私がうかがったときは、礼儀正しい大学生のボランティアの方にとても親切に案内していただけました。

帰りは遅くなっても益の湯なら、駅からわずか30秒ほどなので安心です。今はビルの中ですが、歴史がある銭湯なので、昭和のくらし博物館のご家族も通われたかもしれません。(建築当時は風呂はなく、後に増築されたようです。)
益の湯は久が原駅の蒲田方面改札口のすぐ前のビル、階段をあがると玄関です。ビルの銭湯ですが天井は低くはありません。脱衣場にメタケイ酸などの成分を含む温泉という表示があって、熱いお湯、ぬるいお湯の2つの黒湯の浴槽があります。熱い方でもいい気分です。装飾と言えば、浴槽の背景にあるモザイクタイルの富士山の絵くらいですが、脱衣場、浴室とも斜めの柱があってこれがアクセントになっています。
益の湯 大田区南久が原2-1-23 16:00〜23:00(サウナ営業は、土、日曜のみだそうです) 木曜お休み 池上線久が原駅前