今回の石巻コンサートはお陰さまでお客様にパワーをいただいた素晴らしい一時間となりました。
400棟以上もならぶ大きな仮設団地には二つの集会所があり、その一つは常に住民の方々が集えるように開放されていました。40畳ぐらいはあると思われるオープンなスペースに、お茶を飲める畳のコーナーやマッサージ機のコーナー、パソコンコーナーなどがあって、思い思いに住民の方が寛げるようになっています。
お天気も良くて、リハーサルの音も外に響いていたおかげでしょうか、開始時刻前から早々に着席された方をはじめ、14時の開演時には50名ぐらいのお客様が集まってくださいました。
☆アルビレオ☆のフォーク・ポップスコンサートの最初は、フォークメドレーではじまります。
「この広い野原いっぱい」「白い色は恋人の色」と歌い、3曲目はさだまさしさんの「案山子」でお客様に問いかけます。
「元気でいるか?」「町には馴れたか?」と歌いながらマイクを向けたりするのですが、そうするとお客様の中にはしっかり答えてくださる方があって、「うんうん」と頷きながら皆さんが笑顔で答えたり聴いたりしてくださいます。
「元気でいるか。町には馴れたか。友達で来たか?寂しかないか?お金はあるか」と歌っていたら、「お金あるよ!!」とお客様から元気な声が!!
次の瞬間、どっと笑いが生まれて、会場全体が明るい雰囲気に包まれました。
こういう笑いが最初にある、コンサートは終わりまで和やかな雰囲気に包まれます。
盛り上げてくださったお客様に感謝しながら、メドレー最後の「秋桜」へと進みました。
リクエストコーナー、ふれあいコーナー、そして、最後はご一緒に歌いましょうコーナーまで笑顔の溢れる一時間でした。
リクエストコーナーではもっともリクエスト投票数の多かった「涙そうそう」や「川の流れのように」、「なごり雪」を演奏しました。どこに行っても皆さんに愛される曲には何か共通する温かいものが流れていると改めて感じます。ま
ふれあいコーナーでは、「あんたがたどこさ」と「幸せなら手をたたこう」を歌いながら隣の方と手をつないだり、肩をたたいたり、スキンシップを楽しみました。一緒に歌いましょうコーナーでは、「虹を架けよう」そして、最後の曲として「ふるさと」を皆さんで歌いました。
終わった瞬間に、「アンコール」の声があがって、「浜辺のうた」と「アメイジンググレイス」を2曲続けて演奏しました。
今回の石巻でのコンサートの為に駆けつけてくれた「身内」は、5名です。
宮城県角田市からは妹夫婦が、地元石巻からは同級生のたまちゃんとちえちゃんの二人が、そして東京からは相模原のOさんもきてくださり、オフィスアルビレオは、音響のエンジェルプロさんと☆アルビレオ☆2名をあわせて、一気に8人のチームになりました。
妹の手作りのお弁当を皆で賑やかに食べてお腹を満たして、いざ!!本番!!
椅子をならべ、機材をセットし、受け付けコーナーを作り、一致団結してコンサートに臨みました。
やはり仲間がいるって素敵なことですね。(*^_^*)
涙をふきながら聴いてくださった方もあり、帰り際に皆さんが声をかけてくださいました。
「普段はこういうコンサートに来ないんですが、今日は来れて本当によかった」
「オリジナル曲がよかったよ。これからもがんばって」とか、
「伝えるってたいへんですよね。でも、私は今回、はじめて音楽に癒されました。」
「またきてくださいね」
など、いろいろな方が、涙を浮かべたり、手を握ったりしながら、声をかけてくださり、沢山の励ましをいただきました。心の中に注がれるエネルギーって、すごい力があるものですね。☆アルビレオ☆はますます、元気と勇気が漲っています。
これも、集会所でのコンサートをこころよく受け入れてくださった、仮設大橋団地の自治会長さん、副会長さん、事務局長さん、そして集会所のお世話をしてくださった、N川さん、事務所のKさんのおかげです。この場をお借りしてお礼申し上げます。
これからも☆アルビレオ☆は故郷の復興のために、音楽を届ける活動を大切にしたいと思っています。
どうぞ読者の皆さん、応援してください!応援の心のパワーが私たちのエネルギーになります。そのパワーを、被災地でがんばっている皆さんにお届けします。どうぞよろしくお願いします。
感謝をこめて☆(*^_^*)☆
追伸:☆アルビレオ☆の写真、動画などは、
http://www.sagamihara-eng.com/albireo/albireo.html
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