来期の「竹宵inあびこ」準備作業の,ヒントを得るため、大分県臼杵市の竹宵視察団を結成し、11月4日〜6日(2泊3日)のツアーを実施しました。

大分空港の12時頃到着し、レンタカーで一路臼杵市へ。
今年の臼杵市の竹宵は11月3日〜4日に開催されますが、初日は混雑が予想されるため今回の行程を組みました。

2日目にもかかわらず、市民の皆さんは準備に余念がありません。
町中で竹宵の準備作業が進められています。
(当ブログは写真5枚/記事の制限があるため厳選?した写真を掲載しています(^_^)v )
右の写真は、コンパネに細い竹、太い竹を寄せ植えのように打付けて作成した青年会の皆さんの作品です。力作でした。

次の作品は、お寺の境内に設置されていました。
ハスの花が石畳一面に咲いています。竹にピンクの蛍光塗料が塗られています。
日中でもなかなか素敵なものです。
家の前、お寺の階段、坂道などに並べられた灯籠等のロウソクが点火されるのは夕方6時ころからになります。
その時間まで、臼杵市内も景観を散策しました。
そこで気付いたことは、
① 坂道が多く、
② 道幅もあまり広くなく、
③ お寺が多く
④ 街並みが統一されていて(行政の指導、援助があるそうです)、
⑤ 何より、住民の方が自ら各家で工夫した灯籠等で各路地を飾り、楽しまれ
⑥ 大友宗麟が築城した城跡、それを中心に広がる街並みすべてが
竹宵にマッチした町であるということです(私見ですが・・・・)

蝋燭に火が入れられる前まで、ヒラメを中心とした料理に舌鼓を打ち、美味しさのあまり過し過ぎてしまいましたが、いよいよ竹宵本番です。
夕方になり、空も雨の降るのを我慢していたのでしょうが、少し降り出しました。
でも、しっとりとして良い雰囲気の竹宵が楽しめました。

昼に見た灯籠の飾りつけを、すべてトレースするように見て廻りました。
すべてが期待以上の美しさでしたが、それを総てお見せできないのが残念です。

この後、大分市まで戻り、竹宵視察評価を心行くまで話し合い、呑み、無事一日目が終わりました。

2日目、同行の1名が仕事の都合で視察団を離れられましたが、残ったメンバーで神話の町高千穂を観光しました。
大分市から車で高千穂まで移動です。
あまり走ったことがないような細い山道を3時間かけ、お昼頃に高千穂に到着しました。

道路が不案内なので、高千穂観光協会が提供している観光ガイドサービスを利用することにしました。
ガイドさんの案内で、先ずは天岩戸の見学(お参りと言った方が適切かも)、その後天安河原、高千穂神社、真名井の滝・高千穂峡とたっぷり4時間余りをかけての観光です(優に1万歩は超えていたかも)。
右の写真は、真名井の瀧と高千穂峡です。パンフレットを真似て撮ってみました !(^^)!

高千穂生まれで高千穂育ちの、時々現地の言葉が混じるガイドさんでした。

2日目の宿泊宿の旅情苑やまざとにお世話になりました。
先ずは、旅の汗を流し、6時から夕食を頂きました。
夕食後に宿のご主人の案内で、高千穂の夜神楽鑑賞です。

本当の夜神楽は夜を徹して行われるそうですが、私たちの観た夜神楽は、4つの神話を約1時間で観る「観光神楽」だそうです。
右写真は、アメノタヂカラヲが天岩戸を開け、その戸を放り投げる場面です。2枚の戸の内の一方が長野の戸隠山の基礎になったそうです。壮大な神話ですね。

翌日は宮崎空港まで車で移動し、飛行機、リムジンバスを乗り継いで、20時ころに無事帰宅しました。

今回の楽しく、有意義な竹宵視察ツアーを無事終了できたのは、臼杵市の竹宵視察をセッティング、案内して頂いた後藤さん、吉田さん、高千穂観光ガイドの市野さん、旅情苑やまざとのご主人、女将さんのお蔭と深く感謝しています。
有難うございました。

また、今回の視察で頂いた竹宵のヒントは、「2013竹宵inあびこ」の作品作りに活かし、2012竹宵とは一歩前進し、かつ、ひと工夫した物へと展開して行きます。
乞う、ご期待!!