12月14日は忠臣蔵、赤穂義士の吉良邸討ち入りの日です。というわけで吉良邸跡を訪ねて来ました。本所松坂町とは今どこだろうと、両国あたりを地図で探していると果たして本所松坂町公園というのがあります。両国駅からまっすぐ南へ行ったあたりです。歴史を伝えようと民間の方が運動して、吉良邸の屋敷の一部を公園にしたものということで、ほんとに小さな公園ですが塀などを設けて屋敷のイメージにしてありました。実際の吉良邸はこの100倍近く広かったそうです。公園内の施設は忠臣蔵一辺倒ではなく、どちらかというと吉良側の歴史を伝えるもので、吉良上野介の像、吉良家側で亡くなった人の碑などがありました。ちなみに浅野内匠守が切腹した田村右京大夫の屋敷跡は西新橋(旧芝田村町)で、交差点近くに碑があります。
首都高をくぐってさらに南へ行くと弁天湯があります。破風のある伝統的な銭湯建築で、前の道がわりと広いので立派に見えます。中に入ると玄関はフロント式に改造されていますが、脱衣場は高い格天井です。番台だったあたりに立派な屋根がかかっていますが、残念ながらフロント式ではちょっと見えにくい。
浴室も伝統的な高い湯気抜きの天井ですが、ペンキ絵はありません。浴槽背後が海とヨット、男女境がモダンガールとよく見かけるタイル張りで、全体的に新しい清潔な感じです。お湯はちょっと熱めですが、気持ちいいです。
弁天湯 墨田区千歳2-13-12 16:00〜24:00 不定休 両国駅から8分くらい