さくらびレポート235:素材が何だかわからなくなる経験@触ると気持ちいい石鹸

櫻ヶ岡中学校の中平です。1学年彫刻領域「触ると気持ちいい石鹸」。作品の完成について。

完成って、何でしょうか?時間がきたから「完成」?それは、完成ではなくて「終了」?

生徒たちは、なんとなく作って、時間がきたから「終了」=「完成」と思っているかもしれません。また、計画の通りできたから「完成」かもしれませんね。

いろいろな終了、いろいろな完成、があるかもしれません。ひとつの価値観や「こういうものが完成だよ」という提示はできないかもしれません。

でも、ひとつ言えることがあります。様々な表現を見たとき、表現したいことが一番翌伝わってくる「完成」は、素材を超えている、ということです。紙粘土や木材、イラストボードなど素材感がなくなっているということです。

「石鹸が石鹸に見えなくなったら完成」と今回、完成の視点を与えてみました。