さくらびレポート247:学校いじりプロジェクト第一回ミーティング@美術部

櫻ヶ岡中学校の中平です。

部員の「美術部って、何やっているの?って聞かれるんだよね」という一言から、「そうか、学校外では有名でも校内であまり知られていないのは、部員にとっては切ないんだろうなあ」と顧問の私もほかの部員も感じていました。

アートプロジェクトのような大々的な活動だけではなく、地道にしょっちゅう何かをやっている美術部の活動って何かできないかなあと考えていました。

今年の部員たちは、先日の、看板デザインプロジェクトの様子を見ると、いわゆる美術やアートという硬い枠に収まらない柔軟な部員も多そうなので、

「一年間月替わりで何か大なり小なりおもしろい企画をプロデュースする力があるんじゃないか?」と今日、部員たちに提案してみることにしました。

「先生、SОS(さくらおばけショー)みたいなこと、もう一回やりたいよ」と2年生部員の何人かは提案してくれています。

「それもいいねえ」

私も同感。そういうのもやりながら、何か、美術部=絵を描くとか、物を作るってことも、やりながら・・・。

そうか、部員で話し合いというか、意見を出し合ってみればいいんじゃないかな。ということで、今日の部活では、私が様々なお題を出してグループでざっくばらんに意見を出していくことをしてみました。

これが、とっても面白かった!!!

お題はいろいろ。本音がでやすそうなものを顧問の私がだしました。

「美術部って、ぶっちゃけ、周りからどう思われている?」

すると、「変態の集まり」「三大オタク部のひとつ」「個人製作以外に何をやっているか知らない」「暗い」など、マイナスイメージが多いことに気づきます。

「じゃあ、どうすればいい?」
その答えがおもしろい。「しょっちゅう校舎内で何かやる」「学校の問題を全て美術で解決してみせる」「関係ない人も巻き込む」

わお!!私が考えていること全部部員の口から出てしまいましたね。

それで、今日のところは、顧問として、ものすごく手応えを、「おお!これはやっていけそうかも!!」を感じたので、私の構想を話してしまいました。(ちょっと早いかともおもいましたが、まあいいかっと)

4月から3月までの一年間、毎月チームを替えて、校舎内で何か企画をプロデュースして行います。その時、必ず美術部以外の誰か「違和感を感じる人」とチームを組み、その人と対話をして、何か活動をします。予算は、一企画につき1万から2万円ほど。自分たちで材料費など工面して予算内で行うようにします。キーワードは「学校いじり」「学校あそび」。これは、アサヒアートフェスティバル10周年記念本で藤浩志さんが使っていた「町いじり」「町あそび」という言葉に共感したからです。

さて、今日すでに企画を伝えに来てくれた部員が何人もいたことに、手応えを感じつつ、なんとか出発できそうかなと、今日のところは部活終了!!!!!