蒲田行進曲と福の湯

蒲田には大正9年から昭和11年まで、東映蒲田撮影所がありました。撮影所の歌が「蒲田行進曲」、JR蒲田駅の発車のメロディとして有名です。蒲田行進曲という映画も有名になりましたが、これは京都撮影所でのお話だそうです。蒲田撮影所は大船に移転し、跡地は香料の工場に、そこもいまは再開発されて区民ホール「アプリコ」などとともに、香料にちなんでかアロマスクエアと呼ばれています。
アロマスクエア北側にある案内板によると、この付近の地形はなかなか複雑で、逆川跡、国鉄から京急線に乗り入れていた連絡線の鉄道跡が交差しているようです。今JR蒲田と京急空港線を結ぶ「蒲蒲線」が話題になっていますが、昔の連絡線は羽田空港を接収した連合軍の専用線でした。

今日もおめでたい名前の銭湯を。JR蒲田駅から左手の商店街を行き、アプリコはその右ですが、左へ呑川を渡ると静かな商店街の中程に福の湯があります。月2回(土曜日)のお休みでがんばっています。和風ではありませんが、独立した銭湯の建物で、天井も高いです。西洋の湖水と建物のモザイクタイル、男女境の壁は時々見かけるモダンガールにクラシックカーのタイルです。タイルなど全体にきれいですが、壁と建材は湿気がある中で補修が難しいようですね。少しぬるめのお湯です。
蒲田福の湯 大田区蒲田1-12-15 15:30〜25:00 第2、4土曜お休み JR蒲田駅から10分ちょっと