17時過ぎ。ホテルに着き荷物を置いた後、
自宅から持って来た
折りたたみ自転車『愛称:お遍路30号』に乗って、
松山一番の繁華街・大街道へ。
ここの商店街から一つ裏に入った所に
『一風堂』というラーメン屋さんがあります(大阪にもたくさんあります)。
ここにも四国遍路の思い出があるんです。
29歳の2月、一周目の折りたたみ自転車での四国遍路旅で、
愛媛県に入る手間からいきなり寒波がやって来て、
コートとか防寒グッズを全部大阪に送り返していた私は、
毎日寒さとも戦いながら、お遍路さんをしていました。
(田舎を回ってましたので、松山に着くまで若者の衣服屋さんを
見つけられなかったんです)
![](/img/uz42837/FI1958705_0E.jpg)
『とにかく暖かくなりたい…
ラーメンで精をつけたい』とご縁があり入ったのが、
このラーメン屋さんでした。
ニンニクを入れまくり、モーレツに汗をかいた後、
スタッフのおねえさんに、可愛いコートとか
マフラーとか売っていうお店を教えて頂き、
この松山でやっと寒さから開放されたという、思い出の場所なんです。
笑いあり涙なしでは語れない、
よしこちゃんの遍路エピソードの一つです。
初めて来た時は暖かくなりたい一心だったんで、
他を見る余裕は皆無でしたが(笑)、
改めて『一風堂』のよさが見えて来ました。
『食べるラーメンではなく、愛でるラーメン』
『“食”というものを越えた“芸術”』
・・・を私は感じました。
ラーメンが“作品”に見えました。
また店という空間という“作品”スタッフの方々が
正に命をかけて、創造している・・・
店全体が洗練された“芸術空間”という感じでした。
『腹減ったから、生きるために食う』よりも、
『楽しむために食う、幸せを感じるために食う・・・
好きな人と同じ感動・時間を味わいたいから食う』そんな感じでした。
![](/img/uz42837/FI1958705_1E.jpg)
ヨーロッパに行くと、街中に芸術があふれています。
日本のように、美術館のような限られた場所にしかない…
高いお金を払ってでしか愛でることの出来ないもの…ではないんですよね。
国家・国民の成熟度合いを表す一つの目安として、
『その国の人達の生活の中に、どれだけ芸術(作品)が入り込んでいるか?』が
あるような気がしています。
『安ければいい、生命を維持する為に、空腹を満たされればいい・
欲求不満を解消出来ればいい。』
そんな、叡智の無い“動物”と同じ概念からは、芸術や文化は生まれて来ません。
芸術が一般大衆の生活に浸透している割合と、
その人々の『幸福満足度』は比例しているように思われます。
また、「変わらないために、変わり続ける」という
『一風堂の想い』もステキです(%ニコ女%)(%星%)↓
http://www.ippudo.com/historical-fact/index.html
まさに『易不易』の境地です。
また、右上のものに書かれていた、『進化と深化』もステキ☆
今年始めにリニューアルした私の名刺にもこの、
『進化と深化』のことを書いているのですが、
これも『易不易』があってこそ、生じるものかと思われます。
また大阪で一風堂のラーメン、食べにいこう〜っと(%笑う女%)(%王冠%)
![](/img/uz42837/FI1958705_2E.jpg)
人として、質の高い生き方をする為には
芸術のない安かろう悪かろうな物ばかりではなく、
少々値段や手間隙かかっても、
付加価値のある…魂のこもった物(芸術作品)に
囲まれて暮らしたいもんですネ(%笑う女%)(%王冠%)
お腹がいっぱいになった後は、お気に入りの雑貨屋さんへ♪
見てるだけでも楽しいですし、これまた感性が研ぎ澄まされます。
![](/img/uz42837/FI1958705_3E.jpg)
このままホテルに帰ると、
バタンキューしてしまいそうやったんで(笑)、
地元八尾でも御用達のサンマルクカフェで、
ゆったりコーヒーを飲みながらこのブログを書いたり、
明後日講話させて頂く内容を考えていました。
こんなかんじで、ドタバタしながらも、ゆったりと
そしてステキにこの四国・愛媛をマンキツさせて頂いておりま〜す(%ニコ女%)(%星%)
![](/img/uz42837/FI1958705_4E.jpg)