六間堀跡地と立派な庭も気持ちいい重の湯

重の湯がある大田区の羽田、羽田空港は有名ですが、羽田ってどこ?というと、産業道路、環八通りから海側が現在の羽田という住所です。まちを歩くとかつては漁業、その後町工場のまちという印象です。意外に歴史のありそうな住宅なども見られます。
重の湯の前は羽田へ行く首都高速が走り、高架下は六間堀緑地やスポーツ中心の公園になっていますが、もともとは六間堀という堀が南北にあったのでしょう。高速道路の下なので冬場は寒そうです。夏は涼くていいかもしれませんが。六間堀の由来は、少し東へずれた位置にある六間堀仲羽公園に書いてあります。

重の湯は鏝絵のある立派な破風が重なる伝統和風建築です。昔は六間堀に影を落として建っていたのかもしれません。番台が改装されているほかは脱衣場、浴室とも天井が高い伝統の構造です。
脱衣場のサイドには縁側がつき、たくさんの大きな鯉が泳ぐ池の庭が立派です。天井は折上の格天井で木のままではなく塗装してありますが、これはこれでなかなか綺麗。脱衣場、浴室とも幅が広く、サウナがあっても洗い場は広々としています。浴槽も広くちょっと熱めのお湯にゆったり浸かることができます。サイド寄りの浴槽は少し手前に張り出していて、そこの壁には鯉が泳ぐ小さな水槽があります。ペンキ絵は富士と渓流?かな。
重の湯 大田区羽田3-16-10 15:00-24:00 土曜お休み 京急穴守稲荷から10分