子宮頸がんの罹患数は9,747人(上皮内がんを含めると20,735人)(2008年)、死亡数は2,737人(2011年)で、これらの数字は軽視できない数字です。
特に40歳未満の女性に限ると、罹患率は乳房に次いで2番目(上皮内がんを含めると1番目)、死亡率も乳房に次いで2番目に高いがんで、若年層のがんとしてはその予防策は必要と考えられます。
①子宮頸がんの原因であるヒトパピローマウイルスの持続感染を予防する効果
②がんに移行する前段階の病変の発生予防効果は確認されています。
子宮頸がんの大部分を占める扁平上皮がんと呼ばれるがんについては、持続感染やがんに移行する前段階の病変を必ず経てがんになるものと考えられるため、持続感染やがんに移行する前段階の病変を予防できれば、がんも予防できると考えられており、世界保険機関(WHO)においてもそのような評価の結果、このワクチンの接種を推奨しています。
◆子宮頸がん予防ワクチンに関するQ&A
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou28/dl/qa_shikyukeigan_vaccine.pdf