腸内細菌で脂肪を抑制

今日の京都新聞の記事です。

塩麹たくさんありますので、早速塩麹ヨーグルトに挑戦です。

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腸内細菌で脂肪を抑制 京大助教ら仕組み解明

 腸内細菌が体内の脂肪の蓄積を抑制する仕組みを、京都大薬学研究科の木村郁夫助教らのグループがマウスの実験で突き止めた。

肥満や肥満による糖尿病の治療薬や予防法の開発につながる成果といい
、英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズで8日発表した。

 グループはこれまでに、腸内細菌がつくる酢酸などの短鎖脂肪酸が、体内に蓄積したり消費するエネルギーのバランス維持に働いていることを明らかにしている。

今回、酢酸などの存在で活性化され、情報を脂肪細胞に伝える受容体GPR43の機能を調べた。

 GPR43がないマウスは、高脂肪の食事を与えると通常のマウスより脂肪量が増え、肥満傾向を示した。

無菌状態で育てたり、抗生物質で除菌して腸内細菌がいないマウスで実験すると、GPR43の有無にかかわらず、体重に差が出なかった。

 GPR43の活性化によって、脂肪細胞への脂肪蓄積が抑えられるとともに、筋肉などでのエネルギー消費が増えるらしい。

 木村助教は「酢酸を含む食酢や、腸内細菌が豊富なヨーグルトを多く摂取することでも、肥満や糖尿病の予防が期待できる」と話している。