注目の「菌活」、7割の女性が実践
ヨーグルト、納豆、味噌を毎日食べる生活
菌が含まれる食品をどのくらいの頻度で摂取しているか
体調管理の一環として菌が含まれる食品を意識的に食べたいと思うか
近年、発酵食を食べることで体に良い菌を積極的に取り入れる「菌活」によって、美容や健康維持を心がける女性が増えている。
トレンド総研は、今注目の「菌活」をテーマに意識調査を実施した結果を発表した。
20歳代—40歳代の女性に、きのこ、ヨーグルト、納豆など、菌が含まれる食品を摂取する頻度を聞いたところ、「1日1食」との回答が41%で最も多かった。
「1日2食」(31%)、「1日3食以上」(10%)を合わせると、8割以上(82%)が1日のうち少なくとも1食は菌を摂取している。
また、73%が普段の生活で菌を含む食品の摂取を「意識している」と答え、特に意識して摂取している食材は、乳酸菌を含む「ヨーグルト」(83%)がトップだった。
2位は納豆菌を含む「納豆」(71%)、3位は麹菌を含む「味噌」(56%)、4位はまるごと菌を食べられる「きのこ」(49%)となった。
菌は種類によって期待できる効果が異なり、例えばヨーグルトに含まれる乳酸菌は、花粉症対策の1つとして知られている。
味噌、塩麹、甘酒などに含まれる麹菌は整腸作用により便秘予防に良いと言われている。
納豆菌は血栓溶解作用があり動脈硬化予防効果が期待される。
菌類(きのこ)は免疫力を高めるほか、肌荒れ予防に役立つビタミンB群も豊富に含まれる。
医学博士で管理栄養士でもある本多京子氏は、気温が変わりやすいこれからの時期に、菌を食べることは美容だけでなく健康づくりにも役立つと勧めている。
回答者に体調管理の一環として菌を意識的に取り入れたいと思うか質問したところ、90%が「そう思う」と答えた。
なお、本多氏によると、食事で取り込んだ菌はたいてい3日ほどで体外に出てしまうため、毎日継続して食べることが重要だという。
■関連情報
・トレンド総研のWebサイト www.trendsoken.com/
取材・文/鈴木 英子=ニューズフロント