「農家の女性が作ったジャム」を取り上げます

ビスタ生活学校は、生活問題の中、「地産地消」をテーマに活動しています。

今年は地元川西のトマト生産者の話を聞こうと講師依頼したところ、すれ違いながらも、農業振興研究会主催で現地見学と講話とセットで考えて戴けることになりました。
6月初めのトマトフェアに向けて5月末に提案が有り、あまりに周知時間がないので、次の機会となりました。
楽しみにしておいてくださいね。

今年の活動は

消費者庁が今、問題提起している食品ロス問題に対して。
地産地消、地元で生産されたものを、安心して身近で消費出来る活動として。
女性の柔らかい頭で、6次産業を切り開く活動応援として。

川西特産の桃と無花果をジャムに手作りしている農家の女性を取りあげ、交流学習会をする事にしました。

「先祖よりの小さな農地を守って耕作してはいるが、市場には出すほどではないので自分で食べた後は大地に返している」
と話を聞かせてくださる方がありました。

畑で完熟して流通時間に堪えないもの、売り場で見る綺麗な色でなく本来の濃い色になった物、
美味しいゆえに動物や虫に傷付けられたもの、数があっても大小あり一つの取引単位数に及ばないもの、
は流通に乗らず加工して自給するか、捨て値で取引されるか、大地に返されるそうです。
仕方がないとはいえ、新鮮な野菜を欲しがって地元産を探している人もいる中、もったいない事だなと思いました。

アンケートでは小売り販売業者も半数は廃棄していましたが、業者は加工したり、賄いにし大切にしていました。

私達も、生産地である地元にもっと目を向けてみませんか?

遠方からの産地直送も便利でしょうが、作られない事で地元には緑も、環境を支える自然もなくなって行きます。
時間をおいても鮮度を落とさないための添加物や仕組みは、ありがたくもあり、問題です。

今年は堅苦しくなく、自分たちが作った物をいとおしんで、姿を変え送りだそうとしたいきさつを
農家の女性達に話して貰い、ジャムを参加者に試食していただこうと考えています。