子どもは人口の20%だが、未来の100%だ

これは英国のブレア元首相の名言ですが
1980年代サッチャー政権の構造改革で
格差が広がり貧困に苦しむ子どもが急増した

70年代半ばに5%だった児童の貧困率は
90年代半ばには14%に達した

そこで登場したブレア政権の取り組みで
2005年には10%までに抑えた

では日本の子どもの貧困率はいかほどか?
経済協力機構によれば
85年に11%だったのが
09年には15,7%にもなった

であるのに子育て支援などに費やされる公的な支出は
国内総生産(GDP)の1%
英国やフランスは3%台だ

児童の貧困は先進35カ国で9番目に高く
対策費のGDP比は下から7番
さて政治の貧困度は何番目だろうか

さすがに「子どもの貧困対策法」制定を求める声が広がり
議員立法の動きも本格化してきた

あすは東京で市民集会も開かれる
今子ども達の貧困に目を向けねば
未来は大きく蝕まれる

<マツムシソウが咲きました>