ミクロネシアと日本人

日 時 平成25年5月20日(月)
場 所 園田学園女子大学
講 師 河合利光氏(園田学園女子大学教授)
 太平洋地域にあるミクロネシア(小さい島々の意)は、北マリ
アナ諸島・ミクロネシア連邦(ヤップ州、チューク州、ポーンペイ
州、コシャエ州)・マーシャル諸島共和国・ベラウ(パラオ)共和
国等の一帯を指します。
その昔(大航海時代)はスペインがいち早く統治していましたが
 それがドイツにとってかわられ、やがて日本が統治するようになります。(1914〜1941)
 日本はこの地域での商業活動を始めるにあたり、パラオに南洋庁の本部を置きました。
 スペインやドイツの統治下でのミクロネシアでは常に反乱等が起こっていましたが、日本が統治するようになってからは大きな事件は皆無でした。
 日本は現地では同化政策(日本語教育、神社等の建立・・・)を行ってきましたが、同時に現地の経済発展や生活向上にも力を注いだことが友好に大きく寄与いたします。
 そのような状況の中で、軍人や商人のみならず研究者・芸術家・小説家等々も日本からやってきて、多くの記録等を後世に残すということに貢献いたします。
 特に土佐・後藤象二郎の門下であった「森 小弁」は現地で結婚し、多くの子孫は今も活躍しています。
(森は、「冒険ダン吉」のモデルとも言われている人物です。)