こんにちは、コーディネーターの三村です。
全県キャンパスプログラム講義「地域で働く」」第1〜5回目 が姫路書写キャンパス(5103教室)にて開講されました。(4時限目14:40〜16:10)
兵庫県立大学環境人間学部山本豊教授・友繁義典教授がご担当されます。
4月10日
第1回目は、山本豊教授による『「地域で働くガイダンス」職業と自己実現』が行われました。
理学部・環境人間学部・工学部の76名の学生が受講しました。
この講義では、地域で活躍している方々を講師にお招きして、「地域で働くことの意義や仕事観及び人生観」などを聞き、様々な働き方があることを学びます。
学生への質問より抜粋しました。
(質問)講師の仕事観や人生観を聞いて
1)共感したこと、および、2)その理由について
1)「わたし自信の将来は、今この瞬間、ここにある。今ここで頑張らずにいつ頑張る」に共感しました。
2)受験のときにも、同じようなことを何度か思いました。また、部活の大会や練習のときにも思ったことがあるからです。そのような大事な場面やその準備では、その通りだと思います。しかし、人間であるので、常に「頑張り」続けることは、ほぼ無理です。なので適度な休養を取ることも準備の準備として大切だと考えます。つまり、適切に休みをとることも含めてベストをつくすと考えて共感したからです。(工学部1年Tさん)
1)・自分の人間力が周りの人間をひきつけるということ。
・様々な人との出会いが人生の財産になるということ。
2)・4月から周りの環境が新しくなり、新しい友人を探してみると、やはり明るい声で話す人、雰囲気の明るい人に魅かれる人が多いと強く感じたから。
・「人は出会った人間の数だけ賢くなる」という言葉を聞いたことがあり、会う人それぞれから学べるものはすべて違うと思ったから。(環境人間学部1年生Mさん)
1)・世の中が求める人材として、人は生きる磁石であり、人間力が周りを引き寄せる。困難の中でプラス思考ができる人ということがあげられていた点
・過去の考え方や行動が重なって今の自分があると気づくことが自己分析
2)・自分自身今まで学校という社会の中で生活してきて、明るく周りにやる気を与え盛り上げてくれる人や、プラス思考で自分の信じる道を常に全力でつくしている人をみると、尊敬の気持ちや、人として輝いていてすてきだなと思うので、世の中でもこのような前向きな人は必要とされる人だと思えるし、関わりたいと思われると実感したから。困難を耐え抜くためにも前向きな姿勢はとても大切だと講義全体を通して私も思ったので共感しました。
・私自身中学から高校というように進学を機に、過去のいいことも悪いこともひとつひとつがあったから今があると実感した経験があったのでとても共感できたので。(理学部1年Aさん)
4月17日
第2回目は、NPO法人コムサロン21事務局長 有元純さんにテーマ「キャリアコンサルタントに聞く」サブテーマ「働き方マニュアル」で講義していただきました。
60名の学生(工学部44名・理学部6名・環境人間学部 10名)が受講しました。
学生への質問より抜粋しました。
(質問)講師の仕事観や人生観を聞いて
1)共感したこと、および、2)その理由について
・「何のために学ぶのか」から「いつ死ぬと思うか」などなど常に自分の意見を考えることや、自分らしくアイディアを持つことが就職準備のために今、私たちが出来ることであると思い。それが自己表現の養成に継がると思いました。就職においては、今求められているのは、コミュニケーション能力であると前回同様感じました。
今学生としてやるべき項目について、有元さんがおっしゃっていた「学ぶ意味を見出す」ということについては、自分も大切なことだときづくと共に、何が自分のためになるのか、将来になるのかを想像して、何にでもトライしてみることが今学生としてやっておくことだと思いました。
有元さんの話は「就職」においてだけでなく、自己創造のためにも、すごく基本に通ずるものであり、「自分で「作り出すというワードに関して、現代の学生、若者にたいしても必要なことで、あると共感すると共に「自分で未来を想像する」ことや「私自身が責任を持っている」と意識することが、とても大切だとこの講義を受けて、とても感じました。「自分は何をしたらいか」を学生は考えがるであると思いますが本当は「自分は何ができるか」や「自分自身は何がしたいのか」という考えを変えることが必要であると思います。(工学部 Fさん)
・有元さんは、話し方が上手なので、とても内容がわかりやすかったです。最低限今学生時代にやるべきことは、「挨拶」「会話」「社会見学」「地域デビュー」という、もともとわかっていたつもりのことだったけれども、話をきいてみると分かりやすくて、これらの重要性を再認識させられました。
のために学ぶのかを初めて聞かれたとき、普通は一息止まりました。やはり、その答えを1つでも見つけ出すことの重要性がよくわかりました。
また、いつ死ぬのかも、同じように少し答えにとまどいました。深く考えてしまうと難しいことのように思えることだけれども、目標や何か持っている人は、すっと答えるのだろうと思いました。
就職にもそのことはつながっていて、どうやって相手に自分のことをいかに伝えるか。その要素はとても普通でした。しかし、再認識してみると大切だと考えさせられるものでした。
夢が実現できないかもしれないけど、いろんな企業に入社した時、どんな業務をしても、いろんな臨機応変な態度で接しれるように、身近なところから、それぞれ意味を見出して、自分の人生を自分で謳歌できるように、頑張っていきたいと思いました。(理学部 Hさん)
1)社会で話題になっていることを知っておく。
2)働くってことは、社会に出るってことなので、社会のことは知って当たり前ということだから。
1)ある程度は、自分のことを知っておく。
2)知っていたら、自分の説明をすることができるから。
自分の説明ができれば、相手にも自分のことを知ってもらうことができると思ったから。
1)学生のうちに、遊んだり旅に出ろ
2)多くの人々と出会うことが自分の財産になるから。学校にいるだけでは、出会えない人と出会うことができるから、そういう経験を通して、自分の価値観を変えることができると思ったから。
1)社会人と電話で会話する。
2)友達内の会話では、礼儀が身につかないから。
1)上司などの良いところをぬすむ
2)良い所をぬすめば、自分がよりよくなるということだし、しっかり相手の良い所を評価できる人間になりたいなぁと思った。(環境人間 Mさん)
4月24日
第3回目はブンセン株式会社 顧問 田中満智子氏にテーマ「農学博士・管理栄養士に聞く」サブテーマ「短大生から35歳までの私」で講義していただきました。
60名の学生(工学部41名 理学部7名 環境人間学部9名)が受講しました。
学生への質問より抜粋しました。
(質問)講師の仕事観や人生観を聞いて
1)共感したこと、および、2)その理由について
1)頭で考えるだけでなく、とにかくやってみよう。
2)科学技術部(高校の部活)のときに、よく実践していたこと。しかし先生からは「行き当たりばったりすぎる」「非効率的だ」「まずは考えろ」などとアドバイスされた。確かにその通りではあるが、計画だけでは何もわからない。なので、大まかな計画、筋を考えて、あとは試行錯誤の繰り返し、もちろんなぜ失敗したかなどは理論的にしっかり詰めていく、これでいいと自分は思う。
1)(今の仕事が)好きだからやってこれた
2)自分もこのような“好きなもの”に出会えるように、そして仕事を見つけられように頑張りたい。(工学部Uさん)
1)①今の自分に満足しないで、次の次へとすすんでいくこと。
②頭で考えるだけではなくて、体を動かしていくこと。
③今の自分にできる精一杯の努力をすること。
④食品開発には、生化学などもやはり必要だというkと。
⑤夢になら突き進めるという姿勢に感動しました。
2)①「このままでいいのか」と自問して決断をして、自分を高めていくという姿勢をお手本にして進んでいきたいと思いました。
②どうしよう、どうしようと考えるばかりではなく、自分が活かせる可能性があるところに構わず飛び込んでみようと思っているところを後押ししていただけたから。
③悲観的になっていた自分にぴったりだったから。
④自分は食品の道に進みたいのですが、本当にこの道であっているかどうか不安だったからです。
⑤この姿勢が大好きだからです。(理学部Tさん)
1)先生に出会えたことで、田中さんの食べ物だけの世界に化学との関連付けを示してくれた、そのおかげで勉強に興味がわいた。
2)人との出会いは大切だなと考えた。私も高校の先生のおかげでなんとなく自分のしたいことが見えてきたという経験があるので、その時の自分の動かされた心を忘れたくないなと思ったし、その時が自分を成長させてくれるチャンスだと思うから。
1)やればできることが多い。頭で考えてばかりではいけない、手足・体を動かそう。
2)ブンセンは、日本で初めての商品が多く、このような精神が根付いているのではないかと考えた。また私は頭で考えて、自分の失敗を恐れてばかりなので、まずは行動してみないと分からないことが多いと田中さんお話しを聞いて感じました。(環境人間学部Mさん)
5月1日
第4回目は、株式会社エーザイ株式会社 福島一幸氏にテーマ「工学部卒業生に聞く」サブテーマ「姫工大から東大、そして製薬企業へ〜私のキャリアお話します〜」で講義していただきました。
56名の学生(工学部44名 理学部4名 環境人間学部8名)が受講しました。
学生への質問より抜粋しました。
(質問)講師の仕事観や人生観を聞いて
1)共感したこと、および、2)その理由について
1)目的をつくるとよいかもしれない
2)「目的」があることによって、自分のモチベーションにつながり、何をすれば良いか分かるから。
1)チャンスを逃がさないことが大切
逆境の中にチャンスはある
2)自分が不利な状況になっても、チャンスがあれば、何か手を打って努力することが何かにつながると思うから。
1)大学は利害関係なしに仲間を増やせる最後の場。仲間を大切に。
2)仲間がいると辛いことにも耐えられたり、相談できたりして、きっと良いことがあると思うから。
1)ストレスに耐性を→趣味をもつ、「ま、いいか」と思う。
2)大学でもどこでもストレスを感じることはるので「ま、いっか」とあきらめたり趣味をしてストレス発散につながると思うから。
1)高い好奇心、向上心をもつこと
2)それが自らの成長につながり、成功につながると思うから。 (工学部Kさん)
1)①工学部でも分野によれば、生命系、科学系の研究があるということ。
②人生の転機を見極まること。
③信頼できる仲間を増やすこと。
④大学は好きなことを自由にできる最後の場であること。
⑤研究職は自分の時間がないといいうこと。
2)①私は、勝手ながらも、工学部は機械専門のイメージでしたので、生命系の研究家あると知りませんでした。
②今の状況を悪いようにとらえているばかりでなく、それを「人生の転機」また「どのような人生の転機」となるかをじっくり考えるのが大切だなと思いました。
③仲間は本当にかけがえのない存在だと思います。私は6年一貫高校に通っていたのもあり、6年ぶりの友達づくりを積極的にしていきたいと思っています。
④講師の方がおっしゃられていたように「なんやかんやで時間ないんじゃないのかな」と思ってしまうことがありました、でも、それはやろうともしていない姿勢の表れであり、少しでもある可能性を0(ゼロ)にすることだと強く思いました。
⑤講師の方のお話しを聞き、研究だけでなく、新たな文献を調べることや、ディスカッションの時間などの割合も多く、非常に驚きました。 (理学部 Kさん)
1)目的を作ると良いかも…
2)目的をもつと自分のやりたいことが見えてくるし、そのために自分がやらなければ、いけないことが分かってくるので目的をもつことは大切だと思いました。
1)与えられた状況の中で自分の力で最大限に発揮する
2)自分の状況が嫌になって、嘆いているだけでは、何にも起こらないと思いました。自分で考えて、行動することで自分に自信をもつことができるから、何でもやってみなければ分からないと思いました。
1)世の中のほとんどが、どうにもならないことと、どうでもいいことでできている」
2)一種のあきらめも必要だと思いました。自分で自分を追い詰めるだけでは、辛くなる一方なので、考え方の変化も時には必要だと思いました。(環境人間学部 Mさん)
5月8日
第5回目は、株式会社本田商店 取締役 本田龍祐氏にテーマ「五代目蔵元に聞く」サブテーマ「お酒との上手な付き合い方」で講義していただきました。
56名の学生(工学部42名 理学部6名 環境人間学部8名)が受講しました。
お酒との上手な付き合い方
1 人はなぜ酔うのか? 〜酔い方のメカニズムについて〜
2 なぜ?人は酒と飲みのか?
3 お酒は「御国自慢」
学生への質問より抜粋しました。
(質問)講師の仕事観や人生観を聞いて
1)共感したこと、および、2)その理由について
・お酒は大人になるのに非常に大切なものであると思う。お酒を介して、上司、後輩、または取引先の方との会話を作るきっかけとなりことは多いと思う。その時に迷惑をかけないように酔うきっかけ、メカニズムについて知ることができた。またお酒は「百薬の長」と言われるように適度に飲むことで健康、脳にとって良いものとなるので、お酒と上手に付き合っていくことは大切だと思った。
・お酒は文化を発達させるひとつの要素という論点には非常に興味深かった。先に述べたように、お酒は他人と話すきっかけとなる。それが文化を発達させる要因となるのではないかと思う。他、美味しいお酒を飲みたいという各地域の人々の思いが農業発達や食文化の発達させることにつながっていったのだと思います。
・お酒には地域性が出るという論には、なるほどと感じました。先に述べましたが、その地の人間の好きな人の味、郷土の料理に合うようにお酒を発達させ、また、そのお酒が料理に合うようにと相乗効果で、どちらも進化していったんだなと思いました。(工学部Fさん)
・「くちかみ酒」を知ってから、実際に作ってみようという考え方から、チャレンジすることは大切であると学びました。ただ知っているだけではなく、実際に行うことによって、色々な場面において活用していけると思えるようになりました。
・地域の過去と酒の味がここまでつながっているとは知らなかったです。このことから、ある事柄がまったく関係ないものでも、つながる可能性があるということを常に考えていきたいです。(理学部 Aさん)
・お酒を飲める年代が近づいている私にとって、今回の講義はとても大切だと感じた。お酒を基準として、1時間あたりに酔いの覚める量は社会で仕事をしていく上で必要な知識だと思った。適度なお酒との付き合いを学ばないといけないと思った。お酒の量でどうなってしまうかの基準を学べたことは、お酒のこわさも感じたが、有難かった。この基準は、これからの指標にしたい、胃が反応して嘔吐を起こす体のしくみが、危険を防ぐようになっていることが、すごいことだと思った。お酒を飲んだ時に酔いにくい方法が聞けて、そういう飲み方をしようと思った。アルコール分解のしくみも、お酒を飲むようになる前に知っておくべきだと思うので、その機会になれて良かった。(環境人間学部 Tさん)
(三村メモ)
お酒は本当に魅力的な飲み物です。
食事と一緒に味わうことで、お料理の美味しさが増します。
本田さんがおっしゃってました。
ご飯に合うものには、日本酒に合う。
ビールに合うものには、ビールに合う。
ブドウに合うものには、ワインに合う。