日 時 平成25年5月23日(木)
場 所 宝塚医療会館
講 師 小山雄士氏(宝塚医師会)
動脈硬化疾患とは、①冠動脈疾患(心臓関係:心筋梗塞等)、
②脳血管障害(血管関係:脳梗塞等)、③末梢動脈疾患(足の
血管:閉塞性動脈硬化症等)等々を言うそうです。
日本人は欧米人と比べて発症率は低い(1/10〜1/15)
のですが、心筋梗塞よりも脳梗塞の方が多いようですので、
要注意です。
この動脈硬化性疾患になりやすい人は、たとえば①脂質異常症(高脂血症)の人で、LDL(悪玉)コレステロールが140以上、HDL(善玉)コレステロールが40未満、トリグリセライド(中性脂肪)が150以上・・・が該当いたします。
その他、②高血圧症の人、③糖尿病の人、④喫煙している人、⑤慢性腎臓病(蛋白尿等や腎機能低下が3カ月以上持続)の人・・・です。
治療につきましては、個々人の危険因子によってケースバイケースですが、①食事療法(減塩等)、②運動療法(早歩き等)、③禁煙、④薬物療法・・・ということになります。
要は、食生活の是正や身体活動の増加、適正体重の維持および禁煙等の生活習慣の改善がまず必要であるとのことでした。