胆のう結石いろいろ

日 時 平成25年5月23日(木)
場 所 宝塚医療会館
講 師 馬殿徹也氏(宝塚医師会)
 胆汁のながれ道に石が出来る病気のことを「胆石症」と言い、
出来た箇所によって、「胆嚢結石」「胆管結石」「肝内結石」と
分類されるとのこと。
 またその石の種類も、「コレステロール系結石」「色素結石」
「混合結石」と人によってその成分は異なるようです。
 日本人の胆石保有率は15%前後(7人に1人)と推定されており、健康診断や人間ドック、超音波検査で発見されることが多い由。
 その症状は、①痛み(胆のうの出入口や胆のう管に石がつまり、痛みが生じる。)、②黄疸(目の白い部分が黄色くなったり、皮膚の色が黄色ぽくなる。)、③高熱(39℃以上の熱が出る。)等で、検査はCT・エコー・MRI等で行うそうです。
 また治療の方法ですが、胆管炎が併発されていない場合は投薬により石(小さいものに限る)を流す発想ですが、ただ薬で石が溶解することはない由です。
 したがってほとんどの場合は手術ということになりますが、近年は開腹せず、お腹に穴を3〜4カ所開けて摘出する方法がとられ、それでも困難な時は開腹することになります。
 また最近は特殊なカメラやワイヤーを使用する方法も普及してきているとのことでした。