5/26(日)午後、総会のあと、セミナー「シェアハウスの動向と千里での可能性」を開催しました。参加者は講師を入れて8名。
千里では、使われなくなっている戸建住宅などが多く、シェアハウスは若い人に人気があることから、シェアハウスを千里の活性化に活かせるのではとの考えからです。
講師は、大阪市内等で実績のある株式会社ドリーマーズ代表の菊地博行さん。菊地さんの講演の要旨は次の通りです。
・日本でのシェアハウスは新しい(2005年〜)。供給戸数は関東2万、関西千、その他千、もぐりを入れると1.5〜2倍。
・シェアハウスは、自室とは別に複数人数が利用できる共有スペースをもった賃貸住宅と言われるが、明確な定義はない。類似にゲストハウス、ルームシェア、ドミトリ、ミングル、グループホームなど。
・外国人アパートが増えており、受付・秘書つきなどの高級なものは30〜40万円/月。
・戸建住宅の管理・活用で困っている人は多い。相談会・セミナーなどでシェアハウスを提案することが可能では。
・色々な専門家が登録している、頼られるグループとしての信頼性を高め、街全体のための最良の方法を考えてはどうか。
千里・住まいの学校では、この1年間、戸建・集合住宅地でのシェアハウスの可能性について研究し、具体化・実現化のお手伝いも出来ればと考えています。
・大手事業者がシェアハウスに参入、今後は競合が激しい。
・シェアハウスのメリットは、付加価値がつけられる(例:家庭的雰囲気、趣味が同じ)、入居者を選べるなど。トラブルを避けるためには入居者をきちんと審査すること。
・シェアハウスは、若い人を呼び込みやすい、特定層を集められる、アートやまちづくりへの展開可能など、団地再生や地域活性化に有効。
・千里NTでは戸建・集合で可能。事業成立性は集合の方が高い。