櫻ヶ岡中学校の中平です。戸倉上山田中学校も、いよいよ動き始めましたね。
さて、櫻ヶ岡中学校の3年美術必修授業の「マスキングでグラデーション」では、2時間とはいえ、クリエイティブ、つまり美術ならではの、活動が繰り広げられています。
右の写真は、3年男子の作品なのですが、あまり意欲的ではないと感じられる生徒の作品だったのですが、しかし、残り5分になり、
私の「簡単に終わりにするな。もっとおもしろくするにはどうするか、最後まで何かやらかしてみようという気持ちを持ち続けよう」という、咄嗟?の一言により、がらっと変化しました。
たまたまマスキングテープが雑に貼れてしまい、なんとなく作者はパステルを指でこすってみて、はがしてみたら・・・・・・。
「結構、おもしろい」「使えそう」ということを感じ、
さらに色を変えてやってみました。
今までは計画的に進めようという制作パターンで、まず構想が浮かばないと活動が進まなかったんですね。
でも、こうやって何らかの気づきや、一見失敗?と思えることが視点を変えると、新しい活動の出発点となるってことも、美術では学びたいことです。その発見を作者に伝えると、満足そうな表情をしていました。
ちなみに、その作者の残り5分のクリエイティブぶりに刺激されて、お隣の席の男子生徒も、こんなに面白いことをやりました!!
クリエイティブな雰囲気は残り5分がゴールデンタイム!そして、伝染するんですね。