4月から中学生の女子らを対象に
定期接種となった子宮頸がん予防ワクチン
その副作用が今、問題になっている
2009年12月の販売開始から今年3月末までに
重傷例の報告は106件、
そのうち67件が接種との因果関係があるという
私はこのワクチンについて相談されたら
無理に接種する必要はないと答えている
なぜなら、ワクチンの持続性は不確定
ウイルス感染以外の子宮頸がんも3割を占めている
むしろ怖いのは予防接種をしたからといって
検診を受けない人が増えることだ
20歳以上なら隔年で無料検診が受けられる
この受診率は米国8割に対して日本は2割
先進国で最低と言う状況なのだ
もちろん、受けたくない気持ちも私も分かる
しかし、進行がゆっくりの子宮頸がんは検診で見つけられれば
手術だけで完治が可能
これはやはり受けないのはもったいないと思う
予防接種より圧倒的に検診を重視して欲しい
このように私は子宮頸がん予防ワクチンに対しては消極的だが
これはウイルスの性質によっている
感染経路は性行為のみで爆発的流行はあり得ないからだ
インフルエンザや風疹など伝播しやすいウイルスの予防接種には
防疫という社会的な意義がある
このことも併せて知っておきたい
・・・・・・このような詳しい情報や丁寧な説明もなく
子どもに重い副作用をおってしまった保護者の苦しみはいかばかりだろう
これだけの副作用が確認されても尚、変更しないのはなぜだろう?・・・・・
<ムギナデシコが咲いています>